●昨日のニッポン代表vsコロンビアはオシムのニッポン代表のなかでベストマッチだったかも。6月のキリンカップは欧州クラブのシーズンオフに開催されるので(しかもゲストチームが過酷な日程で2試合を戦うので)、シーズン中のJリーガーが大半であるニッポン代表はいつも強豪相手に健闘を見せる(フィジカルのコンディションに差があるから)。が、昨日の0-0はそういうのとはかなり違ってた。コロンビアも他の強豪国同様、欧州でプレイする選手が多いだろうけど、本気度マックスで恐ろしくアグレッシヴに戦ってくれた。もともと技術が高くて、なおかつ激しい。前半、俊輔や遠藤みたいな巧い選手でも相手のプレッシャーに耐えかねて危険な場所でボールを失ってたのは、それだけレベルの高い相手と戦ったってことなんだと思う。結果は0-0。
●海外組からは久しぶりに稲本と中田コ(コはもう要らないっての)が先発。GK:川口-DF:中田コ、中澤、阿部、駒野-MF:鈴木啓太、遠藤ヤス、中村憲剛、中村俊輔、稲本-FW:高原のワントップ。稲本が高い位置で、俊輔は右サイドで駒野と組んで攻撃するという形。しかしこのメンバー、どんどん「元のメンバー」にもどってる感あり。仮にジーコがずっと代表監督だったとしてもこのメンバーでなにも違和感はないし、それどころかトルシエでもこの選択はありうる。時とともに世代は交代していくけど、時代を代表する選手のセレクションは監督が変わってもそう変わらんってことなのか。
●良かったのは高原。かつてないたくましさ。稲本、中田コはまだまだ準備中モード。後半頭から出た羽生直剛が自信を持ってプレイしていたのが印象的。後半からは日本もボールを回せるようになって、チャンスが増えた。タッチ数が少ない、美しくてなおかつ効率的な攻撃が本物っぽくて(?)感動。
●コロンビアはこの後、南米選手権(コパ・アメリカ)。そういえば昔、ニッポン代表がなぜか南米選手権に出たことあったっけ(笑)。メキシコやUSAならともかく、なぜニッポン。あのときはコテンパにやられた。南米のチームとは日本で試合する機会はそれなりに多いけど、アウェイではほとんどない。行ってみたら厳しい現実を突きつけられたという感じだった。
June 7, 2007
ニッポンvsコロンビア@キリンカップ
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