●ようやく読んだ、「のだめカンタービレ」第18巻。すでにあちこちのブログで目にしていたので驚かなかったけど、いきなりトリスタン・ミュライユ作曲のマンドラゴールって。続いてテレミンも登場して飛び道具2連発というか、大変なことになっている。マンドラゴラってホントにラヴリーっすよね、いやトリスタン・ミュライユの曲は聴いたことなくて、植物として一般に。ちなみにマンガ表現としてのマンドラゴラは「マカロニほうれん荘」で知った気がする。
●トリスタン・ミュライユの「ラ・マンドラゴール」は永野英樹さんの演奏で国内盤CDが出ていたんすね。「のだめ」波及効果でこのCDが売れ、結果的に併録のブーレーズ、デュティユー、メシアンも聴かれるという恐るべき展開。人に音楽を聴いてもらう、「これを聴きたい」という他人の欲望を起動させるスイッチみたいなもののありかとして示唆的であるなと思ってみたり。
●今回はRuiの話が良かったなー。「ねばならない」で生きてて、自分で自分を追い込んで、そこから逃れようとする一人鬼ごっこな生き方っていうかな、ある意味で楽だから自己幽閉しちゃうようなタイプ、で、秘伝の味のポトフをご馳走になっても早食いしちゃう。マズい食い物への耐性が高いのは美徳にすらなりうるけど、ウマイ料理を味わわないのは罪。なにかと共感できるキャラだが、やっぱりこういうときは千秋にときめくより、カレー作ったらどうだろうね、スパイシーなインドカレー。スパイス炒めるとなんかマジックポイントがリカバーする気がするんだ。しないか。するけどな。カレー好きなだけか。
June 22, 2007