●自分的には大きなニュース。秋葉原のラオックス、ザ・コン館、9月30日に閉店。ザ・コン館っていうのは「ザ・コンピュータ館」のことで、かつては秋葉原のランドマーク的存在だった。「パソコンに関する商品ならなんでもそろっている巨大なお店」というのが圧倒的な輝きを放っていた時期があって、ワタシもここでずいぶん散財したものである。PCそのものもそうなんだけど、周辺機器とかソフトウェアとか、眺めているだけで楽しい、みたいな。専門店じゃなくてデパートの楽しさ。いろいろ買ったなー。
●いちばんよく覚えている買い物はAdobeのPhotoshop3.0。今じゃ画像編集なんてフリーウェアでもそこそこできてしまうが、当時Photoshopは夢のソフトウェア。どうしても欲しいと思ったが、十数万円という個人使用には考えられないような価格。プロが使うツールだから「これを買っても、難しすぎて使いこなせなかったらどうしよう」と心配になり、まずPhotoshopの活用術みたいな書籍を何冊か買って隅から隅まで読んでイメージトレーニングを重ねた上で(エア・フォトレタッチなのか!)、満を持してザ・コン館へ。それでも商品棚の前をウロウロして躊躇していたというのがダメっぽい。
●なにがいちばんスゴいと思ったかといえば、PC上でカラー画像が(印刷用の)四色分解できるってこと。今思うとそこになぜ興奮を覚えたのかまるでわからない。仕事上でDTP絡みのトラブルを間近に見すぎたせいかも。
●ちなみにザ・コン地下のメイド喫茶も9月9日に閉店なんだそうです。いや、ワタシは関係ないんだけど。
August 7, 2007