●BBCプロムスにティルソン・トーマス指揮サンフランシスコ交響楽団登場。PROM64のコンサートのプログラムが大変すばらしい。アイヴズの交響曲第3番「キャンプ・ミーティング」で始まって、続いてR・シュトラウスの「サロメ」から終幕シーン(デボラ・ヴォイトのソプラノ)、休憩をはさんでショスタコーヴィチの交響曲第5番。アイヴズ、久しぶりに聴いたかも。第2番とか第4番が聴きたくなる。ショスタコだけは選曲として少しありきたりかなと思いきや、聴いてみるとこれがいちばん新鮮で楽しかったりする。アンコールにバーンスタインの「キャンディード」序曲。
●USBオーディオ・インターフェースを導入して以来顕著なんだけど、CDを棚から出してきて、プレーヤーの電源入れて、トレイに載せるっていう一連の作業よりも、クリックして聴くほうが楽チン(死語)みたいな傾向ややアリ。もっともBBCプロムスの32Kbpsという低ビットレートじゃ、さすがにCDとは比較にならなくて、ヘッドフォンで聴くのは厳しい。「一回限り、ラフにだらだら聴いてもOK」っていうラジオモードだから許せるんだろう。そうじゃなきゃ重いプログラムにはそうそう付き合えないし。ショスタコ聴くには心の準備が必要だけど、ワタシの心はいつだって準備中!とかなりがちで。
●プロムス終わったら、少しだけつまらなくなる予感がする。あ、これがお祭りの終わりに近づくっていうことか。そもそもプロムスだって、期間限定じゃなかったらほとんど聴かないにちがいない。いつでも聴けるはいつになっても聴けないと同じだな。いや、それは言い過ぎか。
September 4, 2007