●休暇終了。本日から通常営業。近頃休みというものがなかったので、久々に気分は「月曜日」。社会復帰せねば。
●で、今頃になって先日のスイス代表vsニッポン代表を録画で見る。結果を知らなかったので、これはホントに驚いた。前半早々に2失点した時点で「やっぱりこのレベルの相手と戦うと脆いなあ」と負けを覚悟していたのが、なぜか終わってみれば4-3で逆転勝利。「ホームでの親善試合」ならともかく、実質アウェイで、しかも試合の性格が「インターナショナル・マッチデイに、予選を免除されている欧州選手権開催国が組んだ強化試合」である。先日の内容的に相手を圧倒したオーストリア戦と合わせて、たった今がニッポン代表史上最強の瞬間なのかもしれない……ってことをトルシエ時代のアジア・カップでも思ったっけ。
●いまさらだけどメンバーを。GK:川口、DF:駒野、トゥーリオ、中澤、加地、MF:遠藤(→佐藤寿人)、中村俊輔(→中村憲剛)、鈴木啓太、松井(→山岸)、稲本、FW:巻(→矢野)のワントップ。開始直後はスイスの守備が厳しくて、しかもオーストリアと違って技術もあるということで、一時大量失点の可能性も頭をよぎったけど(サンドゥニのフランス戦以来のトラウマ)、後半は内容で相手に勝っての4ゴール。
●こういう強豪国との試合では「自分が相手国のサポだったらどう感じるか」を想像してみる。たとえばしばらく前の日本でのカメルーン戦の場合だったら、結果的に日本が勝ったけど、自分がカメルーン人だとしたらあの試合を見て「ニッポン相手にワールドカップで勝つのは難しい」と感じることは決してないはず。むしろ「あ、これなら大丈夫。勝てる」という印象を受ける。でもこの試合を見たスイス人だったら。「後半はメンバーを落としたし、ベーラミ一人のミスで試合を壊してしまったので負けた。ただ足元の技術ではかなわないので、ワールドカップで対戦しても勝つのは大変そうだな」くらいには思うんじゃないだろか。クーン監督が「われわれの最終目標はユーロ2008」って試合後に釈明しているところも、サポ的にはきっと気に入らない。
●ニッポンは4点目の矢野のゴールがすばらしかった。守備時にマークを見失って相手にゴールを許してしまった矢野、交代出場直後にミスパスをした中村憲剛、失点につながるつまらないコーナーキックを与えてしまった山岸という、3人の交代出場した選手たちが絡んでの逆転ゴールは美しすぎる。ブルッと震えた。
September 14, 2007