●映画館で「ボーン・アルティメイタム」、前2作を気に入っていたので前売りゲットして。3部作完結編(たぶん)。第1作「ボーン・アイデンティティ」は記憶喪失の状態で海で拾われた男が「自分って誰?」という問いに答えを探す物語だった。以降、題名通り、主人公ボーンは世界各地で「自分探しの旅」を続ける中田ヒデ状態になるわけだが、そのボーンが特殊訓練を受けた殺戮マシンだっていうのが良いのであり、自分探しに決着を付けたのがこの第3作。荒唐無稽なスパイアクション度はさらにパワーアップ、大変楽しい。3作目ですでに自己模倣的なネタの反復もあるけど、おもしろいから気にならない。
●ただし手持ちカメラで画面が猛烈な勢いで揺れたり変わったりする演出があるのが、三半規管脆弱な自分には辛くて、途中ですっかり画面酔い。アクションは人が動けよっ、カメラが動くんじゃなくて!と軽い嘔吐感を感じつつうつむく、求む酔止め薬。映画館の床、危機一髪。主演マット・デイモンは今回もマッチョであり、アクション全体に肉度は高いが、さすがに体型には年齢の影響も出てたかと。とはいえ迫力満点なので、映画館の大スクリーンが圧倒的に吉。
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November 25, 2007
ボーン・アルティメイタム(ポール・グリーングラス監督)
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