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December 10, 2007

カモvsユリカモメ

紅葉●師走爆裂中、憩いあれ!と近所の公園へ、すると紅かったり黄色かったりと大々的に紅葉終盤戦が展開、なんだ山まで行かなくてもこんなご近所に見事な紅葉がっ、と感嘆する青い鳥エフェクト。公園の池にはカモ類が集結。オナガカモ、マガモ、カルガモ、キンクロハジロ。都内公園におけるカモ類のメタボリック・シンドロームが問題視される昨今、にもかかわらず人はカモたちに餌を撒く。「わたしの父はあなたがたに天からまことのパンをお与えになります」。パンに群がるカモ、人の足にまとわりつきかねないカモ、ネギを背負うまるまると太ったカモ。君らは本当に海を渡っているのかね。もしや年中東京に潜伏しているのでは。
●しかしカモ類に強力なライバルが登場したのであり、それはもう驚くほど多数のユリカモメたちであった。東京都の都鳥。カモ類と同じくパン食性、餌投げピープルに大接近、カモにできないがユリカモメにできる技、それはホバーリング。バタバタと羽ばたきながら空中に静止、投げられたパンをカモに先駆けてそのままパクリと三次元的にキャッチする離れ業、生きるための鳥類間パン食い競走。だがほとんどのパンは空中で捕まることなく水面に落ち、カモたちもこれを食するという共存共栄な都内の小自然。今晩は鶏鍋にでもするか。
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シュトックハウゼン逝く。享年79。