●夜中にたまたま途中から見た映画がステキな傑作に思えることって、あるじゃないですか。「もう寝なきゃ、ヤバい」と思いつつ、たまたまテレビつけたら放映していたサスペンス物とかが、異様におもしろく見えてしまう。
●で、ずっと前にそんな状況で見たのが、マイケル・ダグラスが半袖ワイシャツにネクタイ、メガネのフツーのリーマン風の格好をしつつ、猛烈にイライラついたサイコ野郎になって街をウロウロする映画。これが、すっごい怖い、そしておもしろい。途中から見たので、どんな設定かわかんないけど、「一見フツーのオッサンがブチ切れたときの破壊力はとんでもない」っていう話なのかなー、それにしてもマイケル・ダグラスほとんど別人で見事にサイコ野郎に扮している。
●でも夜遅かったので途中で止めて寝てしまった。それからしばらくして、再び同じ映画をテレビで見かけてしまい、しかもまた途中からだったから、この映画がなんなのか、ずーっと気になってた。あまり気になるから「マイケル・ダグラス サイコ野郎 シャツ」でググッて分かった、この映画の題名は「フォーリング・ダウン」。
●先日、WOWOWの番組表でまたもやその「フォーリング・ダウン」を見かけ、今回は予約録画して頭からおしまいまで鑑賞。「そうそう、マイケル・ダグラス、ここでブチ切れてこいつを痛い目に合わせるんだよなあ」「マイケル・ダグラス、バーガーショップの店員にランチタイムだから朝食メニューがないって言われてキレるんだよなー」。懐かしいサイコさんに晴れて再会。なるほどー、こういう感じの悪い話だったか。ヤな感じ度の高さが十分わかって、気分すっきり。もういいです。
January 22, 2008