●第二次岡田武史監督ニッポン代表、デビュー戦。場所がフル代表では久々の国立競技場。個人的には埼玉や新横浜よりずっと好きなスタジアム(といいつつテレビ観戦)。バックスタンドにかなり空席が目立つ。代表戦はチケットの価格設定が非サッカー的だからなー、と一瞬思ったんだけど、それ以前に寒いのかも。寒風吹きすさぶ冬の夜、野外で3時間はキツい(ていうかほぼムリ)。あ、3時間ってのは、試合開始の1時間前にスタジアムに着くとして3時間。ウォーミングアップから見るから。
●で、われらが代表は、なんと、ほとんどオシム・ジャパンだった! 右サイドバックに初召集の内田が先発デビューしたことも含めて、オシムだったらこんなメンバーにするんじゃないかというメンバーであり、試合が始まったらパスがよくつながり選手もよく動くオシムのサッカーだった。美しい。ワタシの記憶に残る岡田マリノスは、効率的に結果を求め、(それに伴い)フィジカルを重視したサッカーをしていたので、それに比べたらずいぶんエレガント。川口-阿部、中澤、駒野、内田-鈴木啓太、遠藤、山岸、中村憲剛-高原、巻。
●良かったのは駒野、遠藤。高原は積極性を欠く。内田はいいプレイも多かったが、対面の選手がスゴかったので、十分上がれず。チーム最初のシュートまでに30分かかるのは残念なところだけど、相手も似たようなタイプでどんどんプレスをかけてくるので、お互いゴールが遠い。終盤、チリは選手交代なしだったこともあって運動量が落ちたのに対し、こちらはどんどん交代したこともあってゴールチャンスが増えた。大久保が決めていればと思わんでもない。0-0。
●チリの監督が、元アルゼンチン最強代表監督のビエルサだと知って驚く。メンバーは最年長でも24歳だそうで、若手のセレクションみたいな試合になるのかと思ったけど、よく訓練されていて、技術も規律も高い。13番と10番が強力だった。
●本日のハイライト。センターバックの中澤がなぜか右サイドを駆け上がって攻撃参加。中央ならともかく、サイドライン沿いを走る中澤なんて見たことない。フリーでボールをもらって、右足でクロスをあげると見せて切り返し(!)、なんと左足で蹴った! もちろん、中で待つ選手には合わない。中澤の左足のクロスボール。どうしたことだ。
January 27, 2008