February 7, 2008

ニッポンvsタイ@ワールドカップ2010アジア三次予選

ニッポン!●なんだか心の準備もできないうちに急にやってきた感じ、ワールドカップのアジア三次予選。「三次予選」っていっても、この後にまだ「最終予選」がある。ニッポンはオマーン、バーレーン、タイと同組で、確かにどこも最終予選で当たってもおかしくないようなチームが相手なんだけど、一方で上位2チームが上に進めるというところに微妙に緊張感が緩みがち。オマーン、バーレーン、タイとやって3位以下になるようじゃダメでしょ、みたいな。でも「ランクで決まるなら試合はいらない」とはわれらが岡田武史監督の名言なのであって、サッカーじゃ何が起こるか分からない。もし、これが上位1位通過だったら相当ピリピリしたとは思うが。
●で、雪の埼玉という圧倒的にこちらに優位なコンディション。前半21分に遠藤がフリーキックを決めて先制したときには、簡単に勝てると思ったのだが、その直後にタイのティーラテープはすばらしすぎるミドルシュートを決めた。この日、一番の見事なゴールでは。これって猛烈に既視感ある光景。アジアの戦いって、なにかニッポンが相手の力を100%、120%引き出してあげるような気がするんすよ。練習でも10回に1回しか決まらないゴールが決まる、みたいな。この後、オマーンやバーレーンの選手も各々自分史に残るゴールを決めるんだろな的な悪い予感がする。ティーラテープだって、これはオレゴールのなかのベスト10に入ると思ったんじゃないか。
●でもまあ、さすがにこの気候はタイには厳しかった。ほとんどの時間、ニッポンが攻めて、後半に大久保、中澤、巻がゴールして4-1。タイは退場者が出たのも痛い。ニッポンの先発だけ。川口-中澤、駒野、内田篤人、阿部-遠藤、中村憲剛、鈴木啓太、山瀬功治-高原、大久保。若武者内田は前の親善試合に比べるともう一つ。高原もコンディションが整わず。しかし相変わらず左サイドバックが手薄。駒野はすばらしいんだけど、できれば右サイドで使いたい。しかし右サイドは割りと人材豊富。今後岡田監督が左サイドにアレックスを使うのかどうかわからないが、どちらにしてもニッポンは慢性的に左利きの左サイドバックが不足している気がする。
●タイの選手は名前が難しいっすね。スチャオ・ヌットヌムとかティーラテープ・ウィノータイとかナロンチャイ・ワシラバーンとか。なんかかわいかったりする。ナロンチャイ♪とか。でもまあ、タイ人もこっちのチームを見て同じこと考えてるだろな。あいつタカハラだって、ププ、とか。

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