●ドゥワヲッシャーーー! と言語化不能な謎の雄叫びを挙げて見たJリーグ開幕戦、スタジアムには行けなかったのでテレビ観戦、しかし試合前はどんよりした気分もあった、なぜなら相手は浦和。えー、開幕戦でまた浦和? それは厳しすぎるのでは。と戦う前から自分内言い訳モードに入っていた、スマソ、オレのFマリ。恐るべき浦和を相手に、1-0で完勝。予想に反して、試合開始から一貫してゲームを支配、大きなピンチもなく、途中退場者まで出してしまったのに、勝点3をゲット。
●マリノスの今年のメンバーってスゴく若返ったんすよ。レギュラーでは中澤だけがベテランで、控えを見ても松田がいるくらいで、後はみんな若い。山瀬だって上のほうであって、実感としては平均22~23歳くらいのイメージ。吉田とか上野とか那須とかいなくなって、ユース出身者とか新人が増えた。でも最大の驚きは監督が元磐田の桑原監督だってことで、今日からさっそく桑原色が出てた、きわめて非マリノス的な。
●えっと、興味ないかもしれないけど、書いておきます、先発イレブンを。3バック。GK:榎本哲也-DF:中澤佑二、栗原勇蔵、田中裕介-MF:左 小宮山尊信、右 田中隼磨、中 松田直樹、山瀬功治、ロペス(仙台から移籍)-FW:大島秀夫、ロニー(新外国人)。中盤の底は本来河合のポジションなんだけど、ケガということで驚愕の松田直樹起用。これがすばらしく効いていた。あと、4バックの頃だと小宮山尊信と田中裕介という才能ある若手が同じ左サイドバックを奪い合うみたいな困った事態があったんだけど、3バックにして田中を中央で使うと二人を共存させられるという解決策が発見されたのも吉。今日はその小宮山のJ初ゴールが決勝点。
●途中、1点リードしている状況で、2枚目のイエローでロニーが退場。これまでのマリノスだったら、こうなったらもうとにかく体を張って鉄壁のディフェンスを敷く(そしてそれはえてして破られる)のが通例なんだけど、桑原監督は強い。ロペスを下げて、フォワードの坂田を入れて2トップを守った。今日一番驚いたのはこれかな。しかもちゃんと成功して、カウンターから2点目を奪うチャンスすらあった。
●高原とエジミウソン(新潟から移籍)というとんでもない2トップを手に入れた浦和だけど、今日に関しては攻撃がうまく機能していなかった。マリノス側から見ると、ポンテの不在に助けられた。長谷部、小野が移籍して、しかもポンテがいないんだから、中盤の雰囲気はかなり変わってた。それにしても浦和のベンチ見たら眩暈するですよ。田中達也、永井雄一郎、梅崎司、細貝萌。贅沢すぎる。
●開幕戦に勝ってしまうと過剰に期待が膨らんでしまうという傾向がある。昨日まで「今年は若い選手を育てる年」と割り切っていたのだが。今のうちに夢を見ておこう。今日は90分があっという間だった。
March 9, 2008