●遅ればせながら読んだ、「のだめカンタービレ」第20巻。物語が佳境に入ってきて、泣かせる曲が次々と出てくる。これを読むと、ターニャの「クライスレリアーナ」を聴きたくなるけど(すっごく濃いんだろう)、清良のベルク/ヴァイオリン協奏曲は特に聴きたくならない。って感じてしまうところが、よくできている。むしろベルクのほうはウチにあるクレーメルとかのCDを聴きたくなる。
●黒木クンのドン引き発言がツボ。あと、のだめが某協奏曲に惚れる場面がすばらしい。この曲、ここまでとっておいたのかなあ。
●最後のページの「バラとプルトニウム」で10分くらい笑える。
●でもターニャみたいなピアニストは難しいっすよね。目立つし、とりあえず聴きたくなるけど、気持ち悪いと思ったらもう恥ずかしくなって聴けない。唖然とするほどのテクニックがあれば、あんな弾き方でも許されるというか、もてはやされるし媒体ウケもいいだろうけど、そんなわけでもないしなあ。ショパン弾きにならないほうがいいと思うんだよね。いや、これマンガだから、一音も発せられてはいなくて、全部自分の脳内イメージに向かって言ってるんだが。
March 18, 2008