●先々週の土曜日だったかな、たまたま渋谷のタワレコに行ったらストアイベントで、ダニエル・デ・ニース(ドゥ・ニース)のミニライヴ&サイン会をやってたんすよ。あ、今の「たまたま」っていうのはウソなんだけど(笑)。あーあ、ったく、しょうがねーなー。でも彼女のヘンデルを少しでも生で聴こうと思ったら、この日ここに行くしかなかったわけですよ。期待通り歌ってくれました、「ジュリアス・シーザー」のアリア「難破した船が嵐から」(もはやこの曲は彼女の「持ち歌」にしか聞こえない)と、「リナルド」から「私を泣かせて下さい」を。数メートルくらいの至近距離で。いやー、ダニエル、すべてにおいて最高だな~(←あなた何者ですか)。
●ちなみに国内盤の写真は輸入盤に比べると彼女の顔がアップになっている。なにしろ「スウィート・ディーヴァ」っていうアルバム・タイトルが付いている。いや、声質はぜんぜんスウィートっていう感じじゃないんすけどね。
●名前の表記は定まらないまま。ユニバーサルミュージックが「ドゥ・ニース」、ホールオペラを主催したサントリーホールが「デ・ニース」。だから雑誌ごとにまちまち。ワタシは世界の成り立ちを定めるのはGoogleだと過大に確信している人間なので、こういう事態を極端に恐れる。「本当の発音」なんて意味レス(そもそもそんなものがあるとして)。Googleで定量的に扱えない概念は、ヒット数や被リンク数に敗北する……に違いないというどうしようもないほどの畏れを抱いているのだが、案外共感してもらえないんだな、この気分は。
March 19, 2008
ドゥ・ニースへようこそ!
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