●ここのところ冴えない天気が続いていたが、本日の東京はようやく五月晴れ、またしても行ってきましたご近所フットボール、横河武蔵野FCvsMIOびわこ草津。JFLすなわちJ1、J2の下にある日本の3部リーグ。なんと横河武蔵野FCはここまで11試合戦って無敗、JFLのトップを走るという好調ぶり。個人能力で相手を圧倒するというようなチームではないので、一見そこまでの強さは感じられないんだけど、組織的な(そして粘り強い)守備力や走力で勝ってきた、おそらく。
●この日、スタジアムに集まった観衆は745名。JFLとしては盛況。内、キッズが70名(推定)。天気がよいこともあって、キックオフの時点からすでに芝生席でゴロゴロと転がって遊ぶ子供あり。花を摘んで楽しんでいる女の子もいる。ハーフタイムになる頃にはすっかり試合観戦に飽きた子供たちがさらに猛然と遊んでたりするが、そこに気を取られてピッチ上の出来事を見逃してはいけない。この競技場にはオーロラビジョンとかそういうものは一切ない。帰宅してスポーツニュースを見てもゴールシーンは出てこない。JFLは生がすべて、ゴールを見逃すな!
●しかしゴールはなかなか生まれないのだ。前半、横河武蔵野は中盤の選手が早くも2枚目のイエローをもらって退場。相手のMIOびわこ草津は何人か非常に足元のしっかりした選手がいて、こうなると向こうのポゼッションはぐっと高まる。ただそれでも横河武蔵野は守るだけではなく、あくまでも点を獲るという姿勢で戦ってくれたし、後半途中までは豊富な運動量で一人少ないことを感じさせなかった。いくつか相手ディフェンスを崩した決定機もあったんだけど、キーパーの堅守に阻まれたりで得点できず。
●そしてお互いの足が止まってきた終了間際になって、カウンターをくらって失点。さすがに前半から一人少ないのは厳しかった。0-1。武蔵野不敗神話が終わる。負けたのは残念だが、退場者が出たために不利な戦いを強いられたのであって、内容は悪くなかった。今のままのサッカーを続けてほしい。12試合で8失点という守備の堅さはリーグ一、一方得点は18でかろうじて中位という水準で、チームカラーははっきりしている。
●やっぱり芝の上にレジャーシート敷いて見るサッカーはいいな~。日産スタジアムのマリノス戦とは対極で、ますますあの巨大スタジアムから足が遠のく。が、そうは言っても負けてどっちが悔しいかといえばマリノス戦であって、今週末はどちらも負けてしまったのだ。ああ、京都戦の美しすぎるオウンゴール……。
May 19, 2008