●アウェイでのバーレーン戦に敗北して以来のワールドカップ2010三次予選。4チーム中2位までが最終予選に進めるという微妙に中途半端な三次予選なのだが、一つ負けたことでまさかの三次予選敗退の可能性が出てきた。というか、これくらいの試合数だと一試合の重み(特に相手に勝点3をプレゼントしてしまう影響)が大きいということか。
●で、迎えたホームでのオマーン戦だが、拍子抜けするほどの圧勝。結果は3-0だが、90分を通して相手が優位に立った時間帯というのがほぼ皆無。三次予選でこんな試合があるとは予想もしなかったというくらい、完璧な試合だった。バーレーン戦とは選手もずいぶん変わっている。先発だけ書いておくと、GK:楢崎-DF:駒野、中澤、トゥーリオ、長友(おお!)-MF:遠藤、長谷部、中村俊輔、松井大輔、FW:大久保、玉田。途中から平成生まれのニッポン代表、セレッソの香川真司がデビュー。J2の選手という点でも異例。期待半分謎半分。
●しかし試合終了後に落ち着いて考えてみると、どう考えてもオマーンはバーレーンより数段弱い相手だった。しかもこちらのホーム、海外組もそろっているのに対し向こうは主力を何人も欠いている、雨も降り出した、早めに先制できた、主審もフレンドリーと、あらゆる面でうまく回っていた。続いてすぐにアウェイでオマーンと対戦することになるので、彼らはそこで豹変して真価を発揮するのかもしれないし、やっぱり今日と同じような戦いになるのかも……いや、さすがにそれはないか。
●オマーンはバーレーンvsニッポン戦を参考にしすぎたのかも。ニッポンのホームゲームなのに、あんなにラインを高めに敷いてくるなんて。
●バーレーンには何人かの突出したタレントがいたからなあ。あ、気になるタイvsバーレーン戦はやはりバーレーンが勝利。3-2。少し惜しかった。バーレーンだってアウェイではそう楽には勝てないだろうと踏んでいたのだが。
June 3, 2008