●4日目にしてD組が登場。決勝までの道のりを考えれば、D組がいちばん短期間に数多くの試合をこなさなければいけない。だから損な組なんだけど、だからといってそれで結果が左右されるとは限らない。
●スペインvsロシア。ビジャのハットトリックもあって結果は4-1とスペインが圧勝したわけなんだけど、前半はそんな一方的な差は感じられず。むしろ引き締まった好ゲームで、ロシアの高さとパワーに頼らない志の高いサッカーには好感を持てた。ただ苦労して中盤を組み立てても、スペイン選手の個人的なテクニックで全部ご破算にされてしまうという悲しさ。2点目だったかな、イニエスタがオフサイドにならないギリギリのタイミングで、裏に飛び出たビジャにパスを出して、ビジャは股抜きシュート。唖然とするほど見事。イニエスタ天才。スペインでもっとも好きな選手だなあ。
●半ば(いや全部か)負け惜しみなんだけど、ワタシはヒディンク采配なんてぜんぜんスゴくないと思っているので、ロシアが負けて少し溜飲を下げてたりする。でも安心できない、まったく。ヒディンクだってスペイン相手に星を落とすことなんて十分計算に入れてる。3試合目とかで4トップとか5トップみたいなアレな采配をして勝ち抜くことだってありうる。気をつけねば(何を?)。
●ギリシャvsスウェーデン。前チャンピオンであるギリシャは5バックで引いて守ってカウンター。当たりも激しそう。でもハリステアスは見ごたえ大あり。
●スウェーデンは先発2トップがイブラヒモヴィッチと、なんと大会直前に復帰したベテランのヘンリク・ラーション。えー、まだラーションの時代なのか。えっと、ワールドカップ・アメリカ大会って何年だっけ。1994年か。ヘンリク・ラーションをはじめて見たのはこの大会だ。まさか2008年になっても健在とは。しかもすごく効いてるし。
●スウェーデンはコーナーキックのときに、いつも二人立つんすよ、キッカーの位置に。なんかこれって、「キャプつば」的ななにかとんでもない必殺技を予感させてくれてワクワクする。いや、もちろん二人で蹴ることはできないので、ショートコーナーするのかな、しないのかなと思わせて、結局一人がフツーに蹴ったりするんだけど。でもまだ油断してはいけない。決勝あたりまで行くと「スカイラブツインコーナーキック!」とか見せてくれるのかもしれない。
●だとしたら、EURO2008は伝説として永遠に語り継がれるな(←なわけない)。
June 12, 2008