June 28, 2008

EURO2008準決勝 ロシアvsスペイン

欧州選手権2008●いやー、これは決勝が楽しみだな(笑)。ある意味で意外な展開。今大会、新たなスターを輩出したのがロシア。いまどきユーロだのワールドカップだのといったメジャーな大会で「新たなスター」が誕生する可能性は低い。知られるべき才能はそんなレベルに到達するよりずっと早く知られてしまっている。なのに、出てきました。ロシアの10番、アルシャフィン。決定力抜群のストライカー、パブリュチェンコ。攻撃的左サイドバックのジルコフ。スウェーデン戦とオランダ戦のおかげで、彼らにはビッグ・クラブからのオファーが殺到しただろうし、選手としての市場価値も暴騰したはず。
●ところが準決勝になったら、「恐れを知らぬチャレンジャーたち」は、もうチャレンジャーじゃなくなっていた。アルシャフィンは一度たりとも前を向いてドリブルで仕掛けなかった。ミスを怖がるかのように、無難な選択をした。これ以上、無謀なプレーをするのは損ってこと? よくわからない。
●あるいはコンディションの差が出たのか。今大会、グループリーグの3戦目で主力を休ませたチームが、トーナメントで苦戦している。唯一、生き残ったのがスペイン。ここまで来ると、間に休みを入れたのが効いてくるのかも。ロシアの選手たちはもう疲れきっていたのか……、でもな、アルシャフィンは3戦目から出場してるんだよなあ。
●ロシアがスペインに対して受けて立ったら勝ち目がない。スペインのゴールはどれも美しかった。イニエスタからシャビのバルセロナ・ホットラインの1点目。セスク・ファブレガスのオシャレなポストプレーに反応してグイサが2点目。セスク・ファブレガスのクロスに今度はダビド・シルバが合わせて3点目。ロシア 0-3 スペイン。スペイン完勝。
●スペインの中盤は最高に巧い。イニエスタ、シャビ、ダビド・シルバ、セスク・ファブレガスがそろうと永遠にボール回しできそう。しかし決勝は対ドイツ戦。テクニックでは圧勝だけど、フィジカルの強さではまるで勝ち目なし。
●決勝戦、スペインがボールを回し始めたら、ワタシはテレビの前で声をかけるから。オーレ、オーーーレって、観客と一体になって。

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