●短信。新国立劇場次期芸術監督予定者について。オペラ部門は尾高忠明氏。
●EURO2008が終わってしまい、すっかりの祭りの後な感じ。大会が終わるとやってくるのは夏。しかし夏には夏の祭りがあるわけで、7月は恒例〈東京の夏〉音楽祭が開かれるのであった。今年のテーマは「森の響き・砂漠の声」。3日のオープニングはジスモンチ・オーケストラ・コンサートで5日に追加公演が開かれるほどの人気ぶりなのであるが、森と砂漠というテーマ感が伝わる度合いで言えば、16、17日の<ブラジル、アマゾンの文化>カラジャ族の芸能であったり、18日の<砂漠の音楽>サハラの声~トゥアレグの伝統音楽のインパクトが大(ともに草月ホール)。まあ、アマゾンのインディオ、カラジャ族と言われてもどういう人たちかは全然知らないのであるが、写真としては上にあるような図になるわけで、なんだか楽しげなのでつい「ウホホーイ!」とかキャプション付けたくなる絵なんである(なにそれ)。森や砂漠よりフツーに20世紀音楽を聴きたい方は、31日紀尾井ホールのフェスティヴァル・ガラ・コンサートへ。メシアン、デュティユー、バルトーク他を聴く多彩な出演者によるガラ。 ©photo by Helio Nobre/ Ideti
●今号のiPod Fan Vol.2で、今話題のガテン系(?)ピアニスト、天平さんのインタビューをしております。ケンカとロックに明け暮れて高校中退、とび職、荷揚げ屋、引越し屋、解体屋をしながらも、ジョルジュ・シフラのピアノに衝撃を受けて、音大に入り勉強しなおし、コンポーザー・ピアニストの道を進むという恐ろしく異色の経歴の持ち主。昔ワルだった、でも今は好青年。爽やかな若者。写真はデビュー・アルバムの「TEMPEIZM」。ジャケが秀逸。
July 1, 2008
新国次期芸術監督/〈東京の夏〉音楽祭/天平
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