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October 2, 2008

吉田秀和賞は片山杜秀氏の「音盤考現学」「音盤博物誌」に

音盤考現学●以前、当欄でもご紹介した片山杜秀氏の「音盤考現学」「音盤博物誌」が本年の吉田秀和賞を受賞したとのこと。昨日決定して、すぐに記者発表。賞の公式サイトが見当たらないので(どして?)、版元のアルテスパブリッシングのブログにリンクしちゃおう。

速報! 吉田秀和賞受賞!!
http://www.artespublishing.com/blog/2008/10/01-215

 選評に「天才と博識がはじけ出てくるような批評集」とあって納得。他の誰にも真似できない。
●昨日のエントリー、タイム誌の「オールタイムベスト100」で、「どうして1923年以降の作品が対象なんでしょね」みたいな話を書いたじゃないっすか。メールでご教示いただきました。1923年がタイム誌の創刊年だから(苦笑)。「オールタイムベスト」ってのはタイム誌の誌名も掛けてるんじゃないかと。そ、そっか、気が付かなかった……。ワタシはてっきり、現代小説と同じ基準で選ぶには厄介な作家がいて、その人の最後の作品が1923年直前あたりの発表なんだろうといった、いかにも編集者都合っぽい基準を想像していた。たとえばディケンズとかどうなんだろう、いや、1870年に没してるから違うなあ、じゃあ誰なんだろ?とか。アホだな。

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