October 16, 2008

ニッポンvsウズベキスタン@ワールドカップ2010最終予選

ニッポン!●ぬおっ!なぜだ、なぜ試合終了の笛とともに客席から大ブーイングが起きないのか? それとも中継のマイクが拾っていないだけなのか。現地に行かなかったら雰囲気がわからないんだけど。このドローは痛い。1-1
●WOWOWのスペインリーグとか見てると、テレビの人がニコニコしながら言うんすよ。「バルセロナのホームゲームでは試合前に大量の水を撒くんです。そうするとボールの走りが速くなりますから、彼ら本来のパスサッカーが活きてくるんですね!」。ビバ、パスサッカー。さすがバルセロナ。
●この日の中継でも試合前に似たようなことを聞かされたんである。「芝をなるべく短く刈ってほしいというリクエストがありまして、こんなに短いんです。そして芝に水が撒いてあるんですね。これでニッポンのパスサッカーが活きてくると……」って、おいおいっ! キックオフしてみたら、ボールが走りすぎてぜんぜん足に付いてないよ! 両チームともパスミス連発、足元不確か、ニッポン得意のパスサッカーどころじゃない、不用意にボールを失ってウズベキスタンからカウンターでどんどん攻められる。これ、大誤算だったんでは。
●岡田監督は思い切って若手を抜擢する。香川が先発しちゃうし。よくわからん。GK:楢崎-DF:中澤、トゥーリオ、阿部、内田-MF:中村俊輔、遠藤、長谷部、香川(→稲本)-FW:玉田(→興梠)、大久保(→岡崎)。阿部は長友の代役で左サイドバック。香川とか興梠とか岡崎とか、まさかW杯最終予選で出番が来るとは。良かったのは内田、長谷部かな。あらためてスゴい選手だと実感。とはいえ、最終予選だから結果がすべてだからなー。
●終盤、トゥーリオを前線に上げて(稲本が後ろでカバー)勝負を仕掛けたんだけど、あれもかなり恐い賭けだと思った。ホームゲームでは勝点3が欲しい、でもそれ以上に相手に3を与えるのが恐い。相手が決定機を外したから失点しなくて助かったが、あまり見たくない光景。
オーストラリア●オーストラリアはホームでカタールに大差で圧勝。カタールはアジアレベルを超越した攻撃力を持ったチーム(ていうかアジアの選手じゃないし)だと思ったが敵わなかったか……。地力ではオーストラリアが頭一つ抜け出て、続いてカタール、それからニッポンとウズベキスタンくらいのイメージ。今回の最終予選からアジアはもう前回までのアジアじゃなくなったってことを痛烈に感じる。今頃オーストラリアのサカヲタどもは「ヒヒヒ、これでワールドカップには毎回出場できる。シメシメ(死語)」とほくそえんでるにちがいない。あの大陸にどれだけサカヲタがいるのかは知らないけれど。

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