●どうやら紛失してしまった、日々装着していた万歩計を。むー、どこ行ったんだ。腰に何も付いていないと激しく落ち着かない。せっかく歩いても計測されないなんて。
●しょうがないので、ニュー万歩計導入を検討することにしてみた。万歩計、ていうかこれ商標なので多くの製品は歩数計って名乗ってるけど、いくつか種類があって、いままでのは腰に装着してカウントするだけの超簡易なタイプ、でも最近はポケットに入れてもOKな3D加速度感知型、すなわち「あ、あの人、腰に万歩計なんか付けてるよ、ぷっ」を回避できるタイプが人気。零時に自動でリセットされ、過去一週間分とかメモリに記憶してくれる。見た目もスタイリッシュで、高機能。脂肪燃焼量とか歩行距離、平均速度、区間計測なんでもビバ計測!なデジタルデバイス。これなら楽しく運動不足を解消できるかも!
●でもな。これいつもポケットに入れるわけでしょ、ケータイとかといっしょに。だったら、こんなにカッコいいんだし、ヘッドフォン挿して音楽聴けたりしてもいいんじゃないかって思う。音楽機能付き歩数計っていうか、iPod manpokei みたいなのをアップルが出してくれないものか。……いや、違うな。それを出すならSONYしかないだろ。これをWalkmanと呼ばずして何と呼ぶ!
●多機能型に弱点があるとすると、電池が半年しか持たないとかそのあたりかなあ。あと旧式のは立ったり座ったりするだけですぐにカウンタが回っちゃって誤差も多いんすよ。最新型はホントに歩いたのと単なる振動を区別するために、たとえば連続10歩以上あったらカウントするとか工夫されてる。正確だ。とはいえ、実はそんなに正確じゃなくても困らないんだよな。厳密な数値が欲しいわけじゃなくて、「ああ、今日は10000歩超えたから合格、オツカレ自分」とか「今日は3000歩未満なのにチョコ食べたから太る」とかわかればいいわけで。
●そもそも万歩計見なくても大体わかるけどな、この数年毎日つけてたおかげで。「A社にでかけてその後コンサートに行ったら12000」とか「近所で買い物して後は一日引きこもってデスクワークで3500」とか、脳内万歩計がすでにできている。だったらこれを記録すればいいのか、別に万歩計つけなくても。その日の終わりに今日は何歩あるいたかなと脳内万歩計を参照する。で、記録するといっても、これまでもどこにも書き残してるわけじゃなくてこれも脳内記録だから、記憶の片隅に留めておけばいいわけだ。これ、いいな! ぜんぶ脳内で完結してるし。エア万歩計ってこと? 脳内最強だぜっ!
October 21, 2008
イマジナリー万歩計
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