November 14, 2008

アジア最強に強まる大阪

●昨日はニッポン代表vsシリア代表の親善試合があったのであるが、相手の選択といい欧州組抜きのメンバーであるということといい、W杯予選前の練習試合としてもどうかなってこともあって早送り再生(←これ悲しい)。スマソ、岡田監督。
●そんなことより、偉業は大阪だ。アジア・チャンピオンズ・リーグ決勝でガンバ大阪が豪アデレード・ユナイテッドを下して優勝。ホームで3-0で完勝し、さらにアウェイに乗り込んでもふたたび2-0で勝った。終わってみればアウェイでも全勝しているという圧倒的な強さ。昨年の浦和に続いて2年連続でJリーグからチャンピオンが出たってのも吉報なんだが、それ以上に(見た限りでは)攻撃的でスペクタクルなサッカーで勝ち抜いたのがスゴい。しかも決勝は失点もない。美しすぎる。
●決勝の2試合を通じて左サイドの佐々木勇人が良かった。恐ろしく体がキレている。安田理大も同サイドを破り放題。佐々木や安田の鋭い切り返しに対して、アデレードの選手がまったく付いていけずに体のバランスを崩してしまう場面が何度もあった。一対一でこれだけニッポンの選手が勝てるのかっ。いや、ニッポンじゃなくて大阪なんだけど。
●アデレードはオーストラリアの大型選手にブラジル人3人を加えたチームで、決勝トーナメント初戦ですでに鹿島を倒している強豪。ただ、決勝第2戦は3点のビハインドで戦うという点で苦しかった。17歳のキーパー起用が裏目に出てしまった感もあり。相手への顔面肘打ちを何度も狙うブラジル人フォワードには辟易。今後も毎回オーストラリア勢が強敵として東アジア勢の前に立ちはだかることになるんだろう。
●アデレードのお客さんは不思議なところで湧いたりブーイングしたりしてかなり異文化。激しいタックルを好み、うずくまる選手を嫌うっぽい。全然共感できないが一理はあるから、こういうフットボール文化がアジアの中に誕生したことを歓迎したい……ホントはヤだけど。

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