●ネット生中継で見た&聴いたですよ!>ベルリン・フィルの定期演奏会Digital Concert Hall。ラトル指揮でブラームスの交響曲第1番他。いやー、これは予想以上にすばらしい! ウチは光じゃなくてADSLなんだけど、映像にも音楽にも満足できた。カメラワークも吉。
●「知っている」というのと「体験する」っていうのはやっぱりぜんぜん違うわけで、実際に聴いてみると、生中継であるということは圧倒的に大きい。ウェブサイト上でも開演30分前に「開場」するんすよ。すると、カメラがフィルハーモニーの外の風景を映して、次に中に入ってまだ疎らにしか埋まっていない客席を映し、その場にゆるやかに流れる「これから始まる演奏会への期待感」みたいなのをうまく拾い上げてくれる。このワクワク感は「生中継」だから生れるもの。ワタシは強く感動したな。久々に「インターネットでこんなことができるのかっ!」っていう気分を味わった。
●今回、生中継1回券を購入して見て、これならシーズン・チケット買う価値あり!と思い、ほとんど申し込みそうになったんだけど、しかし待て、ベルリンの午後8時は日本の午前4時。初回だから徹夜して付き合ったが、どう考えても今後同じことができるかといえばできない、平日からそんなことやってたら廃人化必至。これはなあ~、サッカー・ファンをやっててもチャンピオンズリーグとかワールドカップでまったく同じ問題にぶち当たるんだけど、欧州のゴールデンタイムって、日本では夜更かしするにも早起きするにも辛い時間帯になるんすよね。あーあ、時差さえなければ。ドラえもんに泣きつくのび太の気分で嘆きたい。
●でもまあ、アーカイブ(録画中継)にはそれはそれで別の価値もあるか。今度、そちらも試してみよう。
January 8, 2009
ベルリン・フィルのデジタル・コンサート・ホール第1回を体験!
photo by Schnittke
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