●涸れることのないスパムの泉。無尽蔵なり。昨日、ゴミ箱のスパムメールをのぞいたところ、『青そばテルマ「山にいるね」』というサブジェクトを発見。誘惑に負けてつい中身を読んでしまった。
はじまして。中川栞と申します。 32歳、既婚です。3年不倫関係だった年上の既婚男性と最近別れました。
実は、ある人(Sさんです)から聞いたのですが、
何でも貴方はワイルドな人だそうですね?
斧が似合う日本人1位と伺いました。ぜひ、仲良くなっていただきたいです。
好きなんですよね、そういうワイルドな人って。
●あのー、斧なんてぜんぜん似合わないんすけど、ワタシは。斧が似合う男性って言うのはさ、こういう感じの人じゃないかな。映画「シャイニング」のジャック・ニコルソン、日本人じゃないけど。あ、役柄名はジャック・トランスか。もうホント、死ぬほど(←文字通り)ワイルドなんで、好きなだけ仲良くしてあげてください>中川栞さん。
●映画「シャイニング」のインパクトがあまりに強烈だが、原作はもっと怖い。原作者スティーヴン・キングはキューブリックによる映画版の脚色を気に入らず、後に自らテレビシリーズ用に映像化している。これはこれでおもしろいし、当然のことながら原作の魅力をよく反映したものにはなっているんだが、惜しいことにキューブリックの映画ほど印象に残らない。小説「シャイニング」の正調幽霊屋敷モノの味わいは活字ならではって気がする。
●「活字」って死語か。いや、死語じゃないな。活字は道具としては消滅して久しいけど、コトバとしては生きている気がするので、むしろ逆死語。