●土曜日の深夜、ワタシはジメジメとPCに向かっていた、そして何気なくブラウザの検索窓からあるキーワードをググってみたのだ。すると、物騒なことに表示された検索結果に「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」なるGoogleからの注釈がついているではないか。おや、そんな危険なサイトが一番上にヒットするとは珍しい、と思ったのもつかの間。
●なんと、よくみるとすべての検索結果に「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」と記されているではないか。不審に思って別のキーワードで検索してみた。やはり「このサイトはコンピュータに損害を与える可能性があります」と出る。そんなバカなとブラウザをFireFoxからIEに変更しても結果は変わらない。
●すなわち、ウチのPCは対Google的に絶海の孤島。どこにアクセスしてもコンピュータに損害を与えられるかもという袋小路2.0。でもYahoo!は平気だぞ。Googleだけおかしいのか。PC再起動しても症状変わらず、ウィルスの仕業ともあまり思えない。何だろ困ったな今仕事中なのにPCトラブルに煩わされるのは勘弁してくれとわが家の中心で世界に向かって叫んでみた、するとどうだろう、しばらくすると何事もなかったかのように復旧したよ、Google。
●後でこんなニュースが流れたことを知った。「米Google、ウイルス騒ぎで謝罪」。Googleが悪意のあるサイトのリストをアップデイトする際に、うっかり誤って“/”をリストアップしてしまったというのが原因。そう、“/”、すなわちルートであるから全世界全サイトが「悪意あるサイト」という設定であり、この世のすべてが悪という悲観論者が泣いて喜ぶ誤設定。これ、うっかりミスとして、すごくありうるじゃないっすか。合点がいった。Googleも人間だね、案外と。心のガッテンボタンを連打しつつ妙に安堵。
February 2, 2009
Google袋小路
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