●YouTubeシンフォニーオーケストラ本番の模様がアップロードされていたので、ざっと見てみた。こんなに盛りだくさんのプログラムが用意されていたとは。動画はpart1とpart2に分かれていて、全部で2時間半くらい。一度には見切れない。タン・ドゥンのインターネット交響曲「エロイカ」は全体の中のほんの1曲にすぎなくて、演目はバラエティ豊か。最初、ブラームス4番の第3楽章ではじまったと思ったら、次はもうルー・ハリソンだもんなあ。ドヴォルザーク、ガブリエーリ、バッハ、ヴィラ=ロボス……。モーツァルトもあればジョン・ケージもある。最強に盛り上がってた。
●やっぱりこういう企画は選曲が大切だと痛感。もしこれが「視聴者にはクラシックになじみの薄い人が多いだろうから、なるべく誰でも知っている有名曲を並べましょう」的な考え方のもとに選曲されてたら、恐ろしく退屈なイベントになっていたかもしれない。曲目リストはおかかさんの記事を参照。
●世界中から集まってきたオケのプレーヤーに加えて、指揮者にティルソン・トーマス、タン・ドゥン、さらにソリストとしてギル・シャハム、ユジャ・ワン他も登場。豪勢。ティルソン・トーマスは猛烈にしゃべりがうまい(しかもチャーミングだ)。コンサートの進行のしかた、ステージ上のスクリーンの使い方などもスマート。企画の斬新さだけじゃなくて、実務的なところも優れていて、仕事できる人がやってます感全開。
●舞台上も客席もみんな楽しそうなのがいい。最近、演奏会で怒ってる人をよく見かけるんだよなー。
April 20, 2009
YouTubeシンフォニーオーケストラ本番映像
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Oさんへのインタビューは無事に放送に乗ったようですね。メデタシ! で、本番の様子が公開されましたね。まだ聴いてないので、この週末にで... 続きを読む