●「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン2009」最終日、全公演が終わったらもう午後11時過ぎ。関係者向けフェアウェルパーティに一瞬だけ顔を出して、午前0時を少し回ったところで、終電を目がけて慌ててダッシュ。
●今回の東京の「ラ・フォル・ジュルネ」、本当にスゴかったすよね、中身が。これまでの5回のなかでぶっちぎりの断トツで魅力的な公演が並んでいて、もう今後これに匹敵するほどのプログラムはないんじゃないかと心配になるくらい。特に古楽方面が恐ろしく豪華だった……。
●とかいいながら、実際にはほんの数公演しか聴けてないわけだが、それでもいくつかは格別の感動があったから自分用メモ。
●ビオンディ/エウローパ・ガランテの「四季」(4日)。ビオンディはラテン的に太ったなあ……。でも貫禄がついてきてカッコいいとも言える。音楽的にもそう。ラ・ヴェネクシアーナのブクステフーデ「われらがイエスの四肢」(4日)。この曲でこんなに盛り上がるのか! お客さんが熱狂していた。カウンターテナーが歌いながら指揮。一部寝不足で集中力を欠いてしまったのが悔しい。ラ・レヴーズのラインケン「音楽の園」より&ブクステフーデのソナタ(5日)。永遠に聴き続けていたいほどの心地よさ。最後の夜の公演は躊躇レスにBCJのヨハネ受難曲へ(5日)。胸がいっぱいになる。これこそバッハ、これこそ音楽。最高のヨハネだった。
●来年の「ラ・フォル・ジュルネ・オ・ジャポン」のテーマはショパンと発表された(参照:来年のテーマはショパン!)。生誕200周年ということでもともとショパンイヤーなのが、ますますショパンな年になりそう。ちなみに、ワルシャワでも「ラ・フォル・ジュルネ」を開くんだとか。ルネ・マルタン氏は「ナント、東京、金沢ともにショパンをテーマにするけど、金沢については少し独自性を持たせることになる」とも言っていた(5日記者発表)。
May 7, 2009
熱狂の後に~東京篇
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