●これは驚き。今のチリを相手にここまでできるとは。岡田監督就任後の試合では一、二を争う出来かも。
●チリの監督って、あのビエルサなんすよね。アルゼンチン代表監督としてほとんど完璧な最強のチームを作り上げたにもかかわらず、2002年日韓W杯で謎の失速により一次リーグで敗退してしまったビエルサ。その後U23ではオリンピックで優勝。辞めてからどうしているのかと思ったら、チリ代表を率いていた。
●かつてサモラノ&サラスの強力2トップを擁していた頃のチリは、パワフルかつパス回しの楽しい非常に魅力的なチームだった。今回のW杯予選は久々に本大会出場圏内で戦っていて、ビエルサ監督の手腕に対する期待も相当なものだと思う。キリンカップのために一週間前から来日して合宿組んでいたというくらいなので、これは相当に強烈なプレッシング・サッカーを見せてくれるんじゃないかと、恐る恐る期待していたら。
●まさか、そんなチリ代表をニッポンが4-0で一蹴しようとは。中村俊輔も松井もトゥーリオも田中達もいないのに。これはメンバー書いておかなきゃ。
●GK:楢崎-DF:駒野、中澤、阿部、今野-MF:遠藤(→橋本)、中村憲剛(→香川)、長谷部(→山口智)、本田圭佑-FW:玉田(→山田直輝)、岡崎(→矢野)。
●オランダ2部でMVPを獲った本田が見違えるほどたくましくなっていた。ドイツ・ブンデスリーガで優勝した長谷部もすばらしい。攻守両方頼りになる。やはり二人とも強い相手にも体を張れるというか、体の使い方がうまいというか。南アフリカ後のニッポンの中盤はこの二人が中心になっていくんだろか。
●2ゴールの岡崎も文句なしにすばらしい。「そんなにいいのかな?」と思うほど岡田監督は積極的に起用してるけど、たしかに使うほどグングンと育つみたいな感じで、9番らしいストライカー。矢野のほうがずっと体格は恵まれているんだけど、爆発力を感じさせるのは岡崎。
●山田直輝の18歳代表デビューはスゴいけど、まだなんとも。香川の真価が見抜けないワタシの目は曇っている。
●こうしてみると、ニッポン代表はやはり左サイドバックが手薄。長友の離脱があっただけで、本職とはいえない今野が先発になる。駒野は左もできるが、本来の右でプレイしたにもかかわらず少し元気がないのが気になる。
●このメンバーで常にこれだけできるのなら中村俊輔のポジションはなくなるのだが……。本番のウズベキスタン戦ではどんな中盤になるのやら。
May 28, 2009
ニッポン代表vsチリ代表@キリンカップ2009
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