●何日か経ってしまったニュースだけど、せっかくなので。名門オペラハウスが歌詞を「ツイッター」で募集(AFPBB News)。ロイヤル・オペラがTwitterでユーザーから歌詞を募集して、それを実際に舞台上で演奏しようという企画で、これ自体はTwitterの利用法としてはどうかなって気もするんだけど、話題にはなる。
●特に英語圏では音楽団体や演奏家でTwitterのアカウントを活用しているところは非常に多い。もちろん音楽祭とかレコード会社も。ロイヤル・オペラ、メトロポリタン・オペラ、ニューヨーク・フィル、シカゴ響、BBCプロムス、ベルリン・フィル(ここは英語でつぶやいている)等々、膨大。個々のアーティストは多すぎて把握できない。
●で、これまでに成功してきたネット上のサービスの例を考えると容易に想像できるように、今後日本の演奏団体や演奏家も猛烈な勢いでTwitterに公式アカウントを取ることになると思う。そのアカウントをどう活用するか(「つぶやき」における宣伝度合いの濃い薄いの加減、ユーザーとの適切な距離感の保ち方、ウェブサイトやYouTubeとの連携方法など)については、海外の先行事例が大いに参考になるはず。
●これはワタシの個人的な感触なんだど、日本の演奏団体に関しては先行者の持つアドバンテージはかなり大きいと思う。たとえば東京のプロ・オーケストラだったら、最初の1つ2つはよほど運営がまずくない限り、新鮮さもあってフォロアー(読者)を無条件に獲得しやすい。でも7つめ、8つめまでフォローしてもらえるかというと、その団体の既存のお客さん以外にはやや厳しいかもしれない。
●ご担当の方が始めるには、まず個人アカウントを作って、実際に自分自身でつぶやいたりつぶやかれたりして利用してみて、Twitter界の仕組みやノリをつかんでおくのが吉かと。
●ワタシのアカウントはこちら→Twitter。フォローもリムーブもご自由に。
August 26, 2009
ロイヤル・オペラが「ツイッター」で歌詞を募集
トラックバック(0)
このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/1244