●ベルリン・フィル開幕に続いて(これは後日アーカイブを見よう)、スペインリーグも開幕。まずは注目の中村俊輔が所属するエスパニョールから。アウェイのアスレティック・ビルバオ戦。スタメンを確認するまでは心配していたのだが、中村俊輔は中盤の右アウトサイドで無事先発。4-2-3-1の3が左にルイス・ガルシア、中にイバン・アロンソ、右に俊輔。ワントップはタムード。デ・ラ・ペーニャはベンチ外。
●とまあ、セルティック時代と同じく得意のポジションで出場したわけだが、開始早々からレッジーナ時代の俊輔を少し思い出す展開に。アウェイだからということも大いにあるが、エスパニョールがゲームを支配する時間帯などほとんどないし、攻撃陣にボールが収まることも多くはない。前半、俊輔は最初にまずまずの縦パスを一本出し、その後ゴール前の絶好の位置でのフリーキックでは、ボールを蹴らせてはもらえたが枠を外した。
●ビルバオのほうもエースのジョレンテがややブレーキで、膠着した試合に。ある意味でエスパニョールには狙い通りの0-0が続いたのだが、77分にオフサイドぎりぎりを突いた縦パスからトケーロに決められて失点。その後はほとんどチャンスを作れずに敗れてしまった。
●俊輔は最後までピッチにはいたものの、見せ場はまったく作れず。正確無比なトラップからひたすらバックパスを供給していた……。ミスもやや目立ったか。サッカー紙の採点なら(6点が平均として)5点か、悪くすると4.5点かも。ただルイス・ガルシアもタムードもなにもできなかったのは同じ。地元サポにとってはホーム開幕戦こそが開幕だろうから、次の試合でなにかを見せられればサポのハートをつかめるだろうし、次もなにもできなかったらポジションは安泰ではないかも。
●新銀河系軍団結成のレアル・マドリッドは3-2でデポルティボ・ラ・コルーニャに勝利。なんと、先発7人が新戦力→クリスティアーノ・ロナウド、カカ、ベンゼマ、アルベロア、アルビオル、ガライ、シャビ・アロンソ。今回はスーパースターに加えてディフェンスもちゃんと補強したという話だったが、守備はかなり不安定な印象。昨季はバルセロナが異常に強かったのであって、レアル・マドリッドだって勝点では普通の年なら優勝していてもおかしくなかった。そんなチームのメンバーをほとんど入れ替えてしまうようなやり方が果たしてうまくいくのかどうか……。トップがベンゼマで、イグアインがベンチなんだからなあ。でもベンゼマは良かった。
August 31, 2009
スペインリーグ開幕(結果バレあり)
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