September 2, 2009

デアゴスティーニのDVDオペラ・コレクション「カルメン」

carmen_opera_collection.jpg●書店に並ぶデアゴスティーニの分冊百科(っていうのかな?)に、隔週刊「DVDオペラ・コレクション」が登場。創刊号の中身が、なんと、クライバーの「カルメン」! これが990円で売られているんだから驚く(第2号以降は1,990円になる。それでも十分廉価だが)。どうやってそんな価格設定ができるんすかね。
●この映像は有名だと思う。クライバー指揮ウィーン国立歌劇場の演奏で、ゼッフィレッリの演出、ドン・ホセがドミンゴで、カルメンがオブラスツォワ。1978年のライヴ収録で、クライバーもドミンゴも若々しい。
●これがNHKで放送されたのが1983年。ワタシはこれを夢中になって見た。また見たいと思っていたが、なぜかLD(=レーザーディスク。死語かも)では発売されず、クライバーの死後、2004年になってようやくTDKコア(現クリエイティヴ・コア)からDVDで発売された。それが今回990円になってデアゴスティーニから再登場したと。
●久しぶりに見てみたが、やっぱりドキドキした。スゴい。昔のものだから映像や音質は相応に古びているし、カメラワークも「今だったらこれはないな」と思うところもあるんだけど、ニコニコしながら幸せそうに棒を振るクライバーの指揮ぶりを見るとそんな些細な不満は吹き飛んでしまう。なんという生気にあふれた音楽。それと、これ、幕が開いてからもたまに指揮者の姿が映るんすよ。なんてありがたいんだ(笑)。ドミンゴは37歳か~。気力がみなぎっていて、これなら刺すかも!って納得できる。

トラックバック(1)

このブログ記事に対するトラックバックURL: http://www.classicajapan.com/mtmt/m--toraba.cgi/1249

ビゼー:歌劇「カルメン」カルロス・クライバー(指揮)、ウィーン国立歌劇場管弦楽団 続きを読む

このブログ記事について

ひとつ前の記事は「ping pingしてほしい」です。

次の記事は「森ガール」です。

最新のコンテンツはインデックスページへ。過去に書かれた記事はアーカイブのページへ。

ショップ

国内盤は日本語で、輸入盤は欧文で検索。