●欧州リーグ戦がお休みのインターナショナル・マッチ・デイのアウェイ戦だから組めた、本物のオランダ代表との試合。豪華メンバーがそこに。
●ニッポンはGK:川島-DF:内田、トゥーリオ、中澤、長友-MF:遠藤、長谷部、中村憲剛(→興梠)、中村俊輔-FW:岡崎、玉田(→本田)。まさかオランダで大活躍中の本田を先発させないとは。カターニャの森本はケガで代表辞退。
●前半は技術とスピード、選手の連動性、動きの質の高さをある程度見せることができたのでは。ときおりオランダのお株を奪うかのようなクリエイティブな攻撃もあった。プレスも効いて、「受けて立つ」オランダ相手に互角以上に戦って0-0。でもまあ、地力の差はこの段階から明らかでもあったんだけど。
●後半は本田を投入。が、前半飛ばしすぎたこともあって運動量がぐっと落ちた。で、オランダは簡単にゴールを決めるんすよ、まるでこうなるのをわかってて待ってたみたいに。後半24分にファン・ペルシ、後半28分にスナイデルに立て続けに決められてサンドバッグ状態寸前に。後半42分にはクロスボール一本でフンテラールが練習みたいに決めて0-3。ああ、中澤でもああなるのか……。
●オランダはこんなメンバー。GK:フォルム(→フェルトハイゼン)、DF:ファン・デル・ビール、ローフェンス、マタイセン、ファン・ブロンクホルスト(まだ健在だったのか!)-MF:メンデス(→デ・ゼーウ)、デ・ヨング、スナイデル(→ファン・デル・ファールト)-FW:カイト(→フンテラール)、ファン・ペルシ、ロッベン(→エリア)。
●途中雨が強くなったところでサンドゥニの対フランス戦を思い出したなー。屈辱的大敗を喫した、ナカタ以外は子ども扱いされたあの試合。
●ニッポンのほうがずっと弱いことは最初から承知してるんすよ。そのうえで、どうやって勝点を強い相手から得る確率を高めるか、っていうゲームなわけで、サッカーの試合は。そういう意味ではある程度手ごたえはあったかもしれない。両サイドバックはよくがんばっていたし、中盤に足元の巧い選手を並べて戦うやり方も正しいんだろうし、小さいほうは走らなきゃどうにもならんってこともいえるんだろう。ただ、なんすかね、この悔しさは。一失点目で解説の松木さんが「ハンドだ、あれはハンドだ!」って主張してて悲しい。少なくとも選手のほうは、弱者の立場を争って先取りするようなフットボールなんかやってない、今は。
●テレ朝はじめ「ワールドカップベスト4を目標とするニッポン」とか連呼してるのが理解できない。これまでのワールドカップで、ニッポンはシードされたホームゲームを除くと通算0勝5敗1分なんすよ。まず一勝してみてはどうか。
September 6, 2009
オランダ代表vsニッポン代表@親善試合
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