●いよいよ抽選である。そう、5日午前2時にワールドカップ南ア大会グループリーグの組み合わせ抽選会が行なわれるんである。で、あの抽選であるが、知ってる人はよく知ってる、知らない人はぜんぜん知らないように、まったくのランダムで選ばれるわけではなく、強豪国のシードだとか同じ大陸別のポット分けみたいなルールがある。手っ取り早く言えば、ニッポン代表は、シード国+欧州+南米またはアフリカ勢という組に入る(と予想される)。というわけで、ぜひ試してみたい、2010 FIFA World Cup South Africa 抽選シミュレータ。秀逸。
●まず試してみたところ、こうなった。
GroupB ブラジル、カメルーン、ギリシャ、日本
●うーん、どう考えても0勝2敗1分で上出来。最強の王国、アフリカの強豪、元ヨーロッパ・チャンピオン相手じゃせいぜい勝点1、順当なら勝点0だ。悔しいのでもう1回やってみた。
GroupD スペイン、チリ、オランダ、日本
余計に厳しくなったよ! スペインとオランダって優勝候補二つ入ってて、それに南米の古豪だ。勝点1で上出来、すごくがんばれば勝点3もあるかもしれないが、グループリーグ突破は全人類的にスペインとオランダで決まりって雰囲気になる。悔しい。悔しすぎるからもっとやる。
GroupA 南アフリカ、チリ、デンマーク、日本
これだっ! いやいや、わかってますよ、これでも勝点1とか勝点0の可能性が十分高いことは。でも開催国と同組になるほうが、どう考えたってブラジルやらスペインよりはまだマシ。しかもこういう組み合わせだと日本以外のチーム同士の対戦でつぶしあいが起きて混戦模様になり、僅差で日本が2位になることだってあるかもしれない(あくまで他のグループに比べてという話だけど)。
●ニッポン代表が開催国と同組になる確率は8分の1だ。ニッポンの現実的目標はまずグループリーグで1勝をあげること。そしてもしももしも決勝トーナメントに進めたら、こんなに誇らしいことはない。そのためにはまずこの8分の1の狭き門を狙いたい。
●あ、でもそもそもあれが「本当に抽選なのか」っていう疑問もあるか(笑)。テレビで公開してるから抽選だと思うわけだけど、昔からいろんなことが言われてて、たとえば抽選人が箱の中から手探りでボールを一個選ぶみたいな方式のときだと、実はボールは一個だけ冷やしてあるのが入ってて、それをつかむように仕組んである、なんてウワサがあるわけだ。もしそうだとしたら、南アは日本を選ばないはず。おそらく、アジア・オセアニア・北中米のポットからは、ニュージーランドか北朝鮮を選択する。ここは南アにとって勝点3を得ることが必須の最弱ポットなので、勝利を確実にするために大会に慣れていない国を選ぶだろうから。