●NHKの年末特集番組をひとつご案内。「全身音楽体験~大野和士と子どもたち~」。指揮者大野和士さんと子供たちのワークショップを追ったドキュメンタリーで、題材となるのはストラヴィンスキーの「火の鳥」とドビュッシー「牧神の午後への前奏曲」。子供たちは普通の都内の小学生で、音楽を聴いてその情景を自由に体で表現したり絵を描いたりする。
●秋に大野和士指揮リヨン歌劇場管弦楽団の「子供たちに贈るスペシャル・コンサート」(Sony Music Foundation主催)があったけど、それと並行して数度にわたってワークショップが行なわれていたんである。ワタシは取材で現場におじゃましたのだが、普通の子供がいきなりストラヴィンスキーの「火の鳥」を耳にしてどういう反応をするかとか、大野和士さんの子供との接し方の異様なうまさとか、ダンスをサポートするために登場したコンドルズ(サラリーマンNEOのテレビサラリーマン体操に出演してる方々です)の音楽と身体表現を自在に結びつけるワザであるとか、見どころ満載だったんである。
●こちらは8月にNHKのスタジオで行なわれたワークショップの模様。大野さんが「火の鳥」をピアノでバリバリと弾きながら、コンドルズの近藤良平さんが子供たちを引き連れて怪しい動きを見せてます。最終的にどんな番組になってるかはワタシも知らないので楽しみ。録画しておいて、仕事納めしたらのんびり見ようかと。
全身音楽体験~大野和士と子どもたち~
12月26日(土)教育 午後3:00~4:30