●週末に善福寺公園に出かけた。今日は暖かくなったが、その日は東京とは思えないくらい冷え込んだので、池が凍っていた。全面が凍るのではなく、陽のあたりにくい場所にのみ、うっすらと氷が張っているように見える。氷の上をハクセキレイらしき鳥が、ときどき下をつつきながら、ツツツツ……と走る。そんなところに食べるものがあるのか。
●冬の間、池にはカモたちが大勢常駐している。多い順にオナガカモ、キンクロハジロ、カルガモ。暖かくなるとオナガカモやキンクロハジロはいなくなるが、カルガモは居座る。カイツブリ、アオクビ、アヒルもいる。最近ときどきバンを見かけるようになった。バンは幼鳥も数羽いたのだが、無事に育ったのだろうか。
●他に常連はダイサギ、カワウ、たまにゴイサギ(ゴイサギは初夏の頃に幼鳥を見かけた)。「とりぱん」の影響で野鳥もときどきウォッチ。ヒヨドリ、ツグミ、オナガ、シジュウカラあたり。ごくまれにカワセミ。
●なぜかな、池の一部が凍っているのが影響したのか、カモ類はキンクロハジロがほとんどいなくなって、オナガカモだらけになっていた。オナガカモの大群の中に、ポツリと数羽のキンクロハジロがいて、まるで逃げ遅れた人みたいな雰囲気になってる。同類はみんなどこかに飛んで行ったのに、うっかり別のカモと行動をともにしてしまったボンヤリさんな個体が残ってしまったのか。妙に共感してみたりする。
●オナガカモだらけ。黒と白でスタイリッシュに決めているほうがオス、まだらの褐色でほんわかした雰囲気を漂わせているのがメス。
January 19, 2010
冬の善福寺公園
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