●さらっと読めて、しかもおもしろい。「サッカー日本代表システム進化論」(西部謙司著/学研文庫)。これは戦術入門書というよりはニッポン代表の歴史書で、「誰が来て何をして、歴史がどう進んだか」を振り返るところがいいんである。視野に納められているのは、森ジャパン以降の日本代表。オフト監督より前から追いかけている。オフト以前の代表が単なる暗黒時代だと思っている方にも一読の価値はあるはず。あと、ワタシのなかで悪名高い「ファルカン・ジャパン」が何をしようとしていたのか、本書を読んで初めて知った気がする。
●「現場の証言」をインタビューで拾い上げていて、これも興味深い。木村和司、横山謙三、柱谷哲二、山口素弘、福西崇史他。
●もひとつ。「ねにもつタイプ」(岸本佐知子著)が文庫化されている。前にもご紹介したけど、未読の方には角度45度くらいの前のめりでオススメ。ただし電車で読んでるとクスクス笑ってしまってヤバい人になりがち。
February 13, 2010
「サッカー日本代表システム進化論」「ねにもつタイプ」
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