●少し前から、いわゆる「ネットブック」というタイプのノートPCを使っている。いやー、これは実にいいっすね。家の中で使う分にも悪くはないんだけど、いざ必要となれば外に持って出かけられるのが心強い。ネットブックというのは安価で小型軽量なWindowsマシンで、基本性能はどの機種も横並びでかなり低い(←ここ重要)。画面も狭い。メインマシンにはなりえない。
●買うときはさんざん迷ったんである。というのは最近ネットブックの人気は下火で、代わってCULVというカテゴリーに魅力的な製品が増えた。CULVはネットブックほど小さくも軽くもないが、性能は十分高く、画面解像度も高めで、ネットブックとの価格差もわずか。家の中で使うなら断然こちらがいい。もし自分がCULVを買うならASUSのUL20Aで決まりだと思ってた(ただしWindowsが64bit版に「進化」してしまってかまわなければ)。
●これに比べるとネットブックは一時代前の性能しかない。でもより小型軽量で、重さの割には長時間稼動するタイプが多い。どちらがいいのか。もうアホというほどカタログを比較したり、繰り返しお店で実物を見たり、サイズを体感するために型紙みたいなものを作って自分のカバンに入れてみたりして、結局ASUS EeePC1005HRという昨年11月末に発売された機種を選んだ(今はさらに新型がいくつか出ている)。これは電池が長持ちなので、外出するときにACアダプタを持たなくてもいい。そして本体は1.27kg。UL20Aのほうは1.56kgだから300gしか違わないんだけど、この300gの差は一日持ち歩くことを考えるとすごく大きい(と信じている)。というか1.27kgでもワタシにとってはギリギリの重さ。
●ナントで「ラ・フォル・ジュルネ」を取材している間は、会場に自分のデスクというものがないので、毎日朝から夜遅くまでこれをカバンに入れて常に携帯していたが、それでもなんとかなったのは1.27kg、ACアダプタなしだから。もう一回り大きかったら、きっと音を上げた。あと価格も重要。ノートPCはデスクトップに比べて実質的な耐用年数が短いし、持ち歩くと破損や故障などの確率も高くなる(昔、吉野家で最新ノートPCをカウンター下の荷物入れから床までガツンと落下させた経験あり。平気だったけど)。バッテリーも問答無用で劣化する。ほぼ消耗品という意識。
March 10, 2010
ネットブック、便利
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