●祝、JFL開幕。日本サッカーの3部リーグ。横河武蔵野FCは昇格組のツエーゲン金沢と対戦(←金沢出身者にはわかる笑えるネーミング。ツエーゲンとは「(俺たちは)強いんだよ」みたいな意味を少しくだけた感じで微妙にヤンチャっぽく、なおかつ脱力的なニュアンスで伝える方言なのだが、該当する標準語の語彙が見当たらない)。ツエーゲン金沢は昇格組とはいえ、プロ志向でJリーグ昇格を目指し、元日本代表の久保竜彦らを擁する、傍目には予算のあるクラブ。
●一方、横河武蔵野FCは昨季JFL2位の強豪だが、選手はみんなほかに仕事を持っているアマチュア・クラブでJリーグ昇格は目指していない(だから2位でもJ2には昇格しなかった)。ワタシは過去2シーズンこのクラブを応援している。たとえ相手が金沢でも武蔵野を応援しないわけにはいかない。JFLの意地を見せねば。
●が、この対戦カード、本来ならなんとしても観戦したかったのだが、仕事の都合でどうしても試合に行けず。そしてネットで結果を知って仰天。なんと、金沢が2点をリードした後、武蔵野が3点を取っての大逆転劇。特に同点ゴールと逆転ゴールは85分と88分。いや、なんということか。守備のチームだったのに。ともあれ3-2、JFLの洗礼を浴びせることができてよかった。Jを目指す金沢には遠からず追い越されることになるにしても、この1試合だけは勝っておきたかった。
●一方でマリノスは中村俊輔が復帰第一戦。相手はこちらも昇格組の湘南。急遽NHKが録画を放映してくれたので、3-0で快勝したことを知った後でテレビ観戦。感じたことは2つ。エスパニョールでの中村俊輔が100%の力でギリギリ通用しなかったとすれば、Jリーグでの中村俊輔は70%の力で快適にプレイできる(ように見える)。改めてレベルの差を実感、わかりきったことだけど。そして少し、悔しかった。昔、ピークをすぎた外国の名選手がJリーグに移籍してきて、それでも活躍しちゃって年金リーグ扱いされる時代があったじゃないっすか。ああいうガイジンプレーヤーを俊輔の中に発見してしまうという驚愕と困惑。
●もう一つ。俊輔が入ったことで、ベンチに追い出されたヤツがいる。狩野健太だ。マリノスは狩野を使い続けることで育ててきた。そして現に育った。なのにここでベンチで腐らせてはどうしようもない。84分に中村俊輔が狩野健太と交代。すると狩野は一人でドリブルで突進し、ありえないほど豪快なミドルシュートを叩き込んだ。あれは俊輔にはできないだろう、と思わせる能力の限界を突破するようなプレイ。次の試合で、狩野が先発して、俊輔がベンチに座ることになったとしても、ワタシはまったく異論がない。
March 15, 2010
週末フットボール・パラダイス~JFL開幕と中村俊輔復帰編
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