●リアル書店でウロウロした、それも最近めったに足を運ばなくなった小さな駅前書店で。いよいよ今週末から始まるアレだ、ワールドカップ2010南ア大会、これが待ちきれない。開幕戦の南アvsメキシコからして楽しみだ、だってメキシコ代表っすよ。憧れる。次のウルグアイvsフランスも。メキシコ代表とかウルグアイ代表がどんなサッカーするのか。なんというワクワク感。チャンピオンズリーグやユーロにない辺境性がまだワールドカップにはいくらか残されている。
●そしてこういったタイプのワクワク感を味わう機会が決して多くない今、これを自己フィードバックさせて増幅させたいのであり、そのためのアイテムがたとえばこれ、「ワールドカップTV観戦LIFE」。こういうテレビガイド情報誌を、ポンとさりげなく棚から一冊適当に選ぶということが、ワタシはできない。どうするかというと、書店にあるすべてのテレビ情報誌とサッカー雑誌を比較してしまうんである。テレビ番組表がどれだけ見やすいか(ワタシはスカパーに入ってないので、地上波とBSだけわかればOK)、各国代表選手の登録選手はどの段階のどこまで新しい情報が反映されているのか、ページを開いたまま置いておけるような製本になっているかどうか、グループリーグの対戦表にスコアを書き込めるようになっているかどうか……。そうやって熱心に吟味しないと気が済まない、テレビ情報誌コーナーとスポーツ誌コーナーを何度も往復する、そして当然の結論が導き出される、すなわちすべての要素をパーフェクトに満たす雑誌はない。それでももっとも好ましいものを一冊ということで選んでみたら、こんな悲しい表紙の雑誌になってしまった、岡田監督が頭に日の丸のハチマキ巻いて、「ベスト4」って書いたのぼりを手にしている(溜息)という、このサッカーに対するどうでもよさげな態度がにじみ出た絵柄。だが中身はとてもよい。番組表も各国代表紹介記事も。君はこれから一ヶ月、茶の間テーブルに固定ポジションをゲットしたのだ。
●そして唐突にここで業務連絡だ。今日、ワタシは髪をバッサリ切ってきた。ヤヴァいクラヲタ感全開の長髪だったのが、いまやフツーの人だ。もう怪しくない。安心、安全。会ったときに「誰?」って言わないで欲しい。
June 10, 2010
テレビ観戦に備える
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