●始まってしまった、ワールドカップ2010。4年前より今回のほうがずっとワクワクしている。アフリカ大陸初ということで前例がないから、なにか起きるんじゃないかとか、久しぶりに初優勝を果たす国が出てくるんじゃないか、とか。待ちきれない気分でテレビの前へ。
●開幕戦は南アフリカvsメキシコ。ワタシは圧倒的にメキシコ贔屓なのでありメヒコを応援する。ひそかに初の開催国グループリーグ敗退を予感。同じ組に不調フランスと古豪ウルグアイで、どこが勝ちぬけてもおかしくないグループ。
●開始から圧倒的にボールを支配したのはメキシコ。攻撃の中心にドス・サントス(兄)。バルセロナ在籍時はまだ10代だったっけ? あの頃はうまいけどやや自分勝手で信頼しがたいと思ってたが、今はずいぶん頼もしい感じ。トルコのガラタサライに所属してたのか。南アフリカはやっぱりピーナールがうまい。しかし前半0-0だったのはむしろ南アの注文通りという印象でヤな予感。
●すると後半10分にカウンターから南アが長いスルーパスを通して、これを受けたチャバララが逆サイドの隅ギリギリに豪快に蹴りこんでゴール。見事すぎるシュート。南アの不思議な踊りが出て、これでマジックポイントを吸い取られたかのようにメキシコは守勢に回る。南アは突如自信を回復して攻める。これで2点目が決まってればよかったんだろうが、後半34分、クロスボールからボールが目の前にボールがこぼれてきたマルケスが決然とシュートを打ち、これが決まって1-1。マルケスは最近バルセロナだと引退前のベテラン選手みたいな雰囲気だけど、メキシコ代表で見ると大黒柱オーラ全開。
●こういう状況で終盤に入ると、このままお互い勝点1で済ませましょうよ的な空気が流れることがあるんだけど、メキシコは攻めた。同点ゴールの前から、37歳になったブランコを入れている。あの両足でボールを挟んでピョンと跳ねて相手ディフェンスを抜くという(いやほとんど抜けないんだけど)ブランコ・ジャンプが一世を風靡したのはいつの大会だったか。まさかこの状況でやるんじゃねえだろうなあ、ブランコ・ジャンプ……と心配したが、さすがにやらなかった。ピンチとチャンスを繰り返して、そのまま1-1。こういう攻めたらいいのか守ったらいいのか、お互い悩む時間帯のサッカーってのは、本当におもしろいっすね。ワールドカップ、やっぱり楽しい!
June 12, 2010
南アフリカvsメキシコ。アフリカ大陸初のワールドカップ開幕!
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