●開幕日の裏番組。午前3時半キックオフの試合は録画して翌日の朝、結果バレしないうちに見る作戦遂行中。で、ウルグアイとフランス。どちらもいい選手が多くて、これだけ見てると南アとメキシコよりもずっと水準が高いという印象。ウルグアイの2トップは超強力。フォルランはスペインリーグで2度得点王になっている完璧なストライカー、ベテラン。スアレスはアヤックスでオランダ・リーグ得点王の新星。中盤から後ろは堅守。最強国に比べると層が薄いのは事実なんだけど、ベストの布陣で戦えばどこが相手でも対抗可能。
●とはいえフランスはさらにスゴいわけだ。リベリーのドリブルは超人。アネルカ、ゴヴ、ジダンの後継者みたいに言われてるグルキュフ、トゥララン。しかしこのチームは好きになれない。個々は強烈だけど、チームのために働く選手が少ないというか、自己犠牲の精神が欠如しているというか。数少ない成熟した選手であるアンリはベンチスタートの交代要員(しょうがない。とっくにかつてのスピードはない)。この組はウルグアイとメキシコが勝ち抜けて、フランスには敗退していただきたい……いや、それは言いすぎか。単にワタシがジダンが好きであって、ジダンのいなくなったフランスに共感できないだけかも。
●本当のビッグチャンスは開始早々、左サイドを破ったリベリーが入れた低いクロスに、中でゴヴが合わせ損ねた場面くらいか。そういう意味ではレベルの高い凡戦だったのか? 0-0で試合が進み、ラインの間延びした70分過ぎからの勝負になるか、しかしウルグアイのほうの運動量が落ちてきて、中盤の守備が厳しくなってきた……と思ったら、後半36分に途中出場したウルグアイの若手ロデイロが2枚目のイエローで退場という誤算! しかもカード出しているのは、Jリーグでおなじみ、西村主審だ。まあ、あれはたしかにイエローでおかしくないが、なぜこんなにワタシらはドキドキしなければいけないのだろうか。
●こうなったらウルグアイは守るだけ。0-0。勝てる試合を落とした気分すらあり、ウルグアイ的には。
●フランスは前回に引き続きまだドメネク監督がやってるんだから、気の長い人たちだなあ。前にトルシエとかも呼んで面接やったっけ。今からでも遅くないから、フランスサッカー協会はFC琉球からトルシエを引き抜くことをオススメ、と言いたいところだが、次期監督はすでにローラン・ブランに決まっている。ブランは文句なしの選択。
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ワールドカップ2010テレビ観戦記