●マラドーナが監督というのは冗談みたいな話だなと思っていたが、そのまま本大会まで来てしまった。アルゼンチンの攻撃陣はすさまじい層の厚さ。先発がメッシ、イグアイン、テベスなんすよ。くらくらするようなメンバーなのに、控えにまだチャンピオンズリーグで優勝したインテルのディエゴ・ミリートがいて、アグエロまでいる。中盤も選手は豊富にいるはずだ……と思ったら、35歳のベロンが出場してるし(国内組)。なんで。ベロン、8年前いたよねえ。あっ、8年前って日本で同じくアルゼンチンとナイジェリアが対戦したじゃないっすか、カシマスタジアム。ワタシ、見に行ったんですよ、マジカルな手法でチケット入手して。あのときバティストゥータがゴール決めて1-0で勝ったんだなあ、アルゼンチン。
●その再現であるかのように、またアルゼンチンは1-0でナイジェリアに勝った。前半6分でエインセの頭でゴール。アルゼンチンもナイジェリアも守備が混沌としてて何点入るのかわからないと思ったら、キーパーの堅守もあってこのゴールだけで終わった。アルゼンチンはみんなメッシ頼み、これだけタレントがいるのに。フツーにパスをつないで攻めればいいような場面でも、メッシに渡してドリブル突破させようとする。で、それがまた成功してシュートまで来る。ただゴールは入らなかった。メッシはスーパープレイを連発したはずなのに、見ている人は不満をためてしまうという、恐ろしい不条理。
●欧州トップレベルで活躍している選手がずらりと並んでいるのに、アルゼンチンは異次元から来たチームのように謎だった。ウルグアイのほうがよっぽど欧州化している。このアルゼンチン、到底上のほうまで勝ち進めるようには思えないんだが、でもワールドカップはわからないんだよなあ、初戦では。
●この試合の前、韓国はギリシャに2-0で完勝した模様。隣国は予想通りの強さ。アジア全体のためには吉報、どう考えても。
June 13, 2010
アルゼンチンvsナイジェリア。依存症。
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