●途中まで楽しい試合だったんだけど(ブラジル寄り)、後味はひどく悪いなー。
●ブラジルの監督はドゥンガ。今回のブラジルがどんなに守備的と批判されようが、そうは言っても今大会のグループリーグの中では際立って攻撃的なわけで、見ごたえのあるシーンは多々あり。ルイス・ファビアーノが2ゴール、エラーノが1ゴール。ルイス・ファビアーノの2点目は明らかにハンドで、これが見逃されてしまうのもワールドカップ。試合後のインタビューで彼はぜんぜん悪びれてなくて、ニコニコと幸せそうに「あれは聖なる手」とか言っちゃう。まあ、妙な言いわけされるよりはいいか。
●コートジボワールのドログバのゴールは完璧。しかしそれでようやく3-1。後半、試合が荒れたのが残念。コートジボワールは危険なプレイを次々と仕掛けてくるし、エラーノは脛に足の裏でタックルされて負傷退場しちゃうし、ワナを警戒してか、近づいてきた選手を軽く押し留めただけのカカーに2枚目のイエローが出て退場になってしまうし。最後はお互いにやられてもいないところを手で押さえながらの仮想暴力行為アピール合戦みたいになってた。ゴールは美しかったけど、試合は醜かった。
●ドゥンガ・ブラジルの布陣。ルイス・ファビアーノがトップにいて、ロビーニョ、カカーで攻める。中盤はエラーノ、フェリペ・メロ、ジウベルト・シウバ。守れる。右サイドバックはマイコン(インテル)。したがってダニエウ・アウベス(バルセロナ)が控えという超贅沢ポジション。左サイドバックは攻撃的なミシェウ・バストス(リヨン)。中盤のほうが地味めに見える。カカーはコンディションがもうひとつ。ロナウジーニョは代表に呼ばれていない。ロビーニョはレアル・マドリッドでプレイしていた頃より成熟しているように見える。ドゥンガは口でなんといおうと本心ではスペクタクルなんて求めてないだろうから、このブラジル代表は強そう。優勝候補(いつだってブラジルはそうだが)。
June 21, 2010
ブラジルvsコートジボワール。聖なる手。
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