●ふー。早起きして録画再生。決勝トーナメントは延長戦ありなわけで、午前3時半の試合は録画時間延長必須。PKまで入ると何分くらい余計に見ておけばいいのか、とりあえず午前6時半までなら十分?
●で、アメリカ。無尽蔵の体力と不屈の精神力。よく走り、諦めない。おまけに客席にビル・クリントン元大統領が来てたり、スタジアムにも本物のアメリカ人サポーターたちが来ていたりと、ついにかつてのサッカー不毛の地が真の強国への道を歩みつつある。今、FIFAランキング14位? ていうかもっと上まで来てたこともある。フットボール的な意味における「シャレの通じない」相手ナンバーワンだ。放っておくときっと優勝する。世界中のサッカーファンが怖れる光景、それはアメリカがW杯で優勝を果たし、全米が無関心のままという事態だ。せめて全米が泣いてくれ。でも興味ないでしょ、メッシとかカカーとか>全米。ああ、想像しただけでも耐え難い屈辱。
●だから倒さねばならぬ、アメリカを一刻も早く。その大役を務めるにあたって、不振のアフリカ勢の中で唯一勝ち残ったガーナほどふさわしいチームはない。前半5分、ガーナ代表だけどホントはドイツに生まれ育ったケヴィン・プリンス・ボアテングが正義の先制ゴール。しかしアメリカは決して下を向かない。前半5分、ガーナはPKを与えてしまい、これを敵の大将とも言うべきドノヴァンが決めて地獄の同点ゴール。アメリカは的確な選手交代もあり、サッカーの質では上回っていた。90分で決着がつかず延長へ。旗色の悪いガーナであったが、延長前半3分、苦し紛れのクリアボールがディフェンスラインの裏に抜け、これをギャンが相手ディフェンダー二人を振り切りながら、体制を崩しつつシュート、超人的なボディバランスによって祝福の勝越しゴールを達成! まさに奇跡のような個人能力。アメリカは最後まで厳しく攻撃を続けたが、ガーナはかろうじて守りきった。ベスト8。全アフリカが泣いた。
●えっと、本当のこと言うと、アメリカはワタシらのお手本になる新興国だと思うんすよ。今度、弟子入りさせてください。