●「今日も暑いですね」「ええ、本当に。明日も暑いんでしょうかねえ」。そんな会話をワタシたちがするのは、もっともっと暑くなって欲しいから。本当はみんな明日が今日より暑ければいいと願っている。32度、35度、38度。もっと! 8月の下旬になると残暑の厳しさをことさらに口にするのは、夏に対する名残惜しさの表明なのだ。
●写真は千葉の「フクアリ」こと「フクダ電子アリーナ」の入口。ジェフ千葉の本拠。しばらく前に「2010年千葉への旅」を敢行したとき改めて気づいたのだが、ここには工場があり、アウェイからの来訪者にとってはこの偉容がスタジアムのシンボルとなる。この土地はもともと川崎製鉄千葉工場の敷地だったのだから、そばに工場くらいある。ではこの工場でなにを造っているのかといえば、もちろん、それはフットボール選手だ。「ゴール・マシーン」というマシーンを生み出すべく、工場は日夜稼動している。先日、この工場が誇る傑作マキ1号が輸出されたばかり。だが世界のあらゆる工場にとってそうであるように、ゴール・マシーンの生産は難しく、歩留まりは低い。アウェイ・サポはここを訪れるたびに、まだ量産体制に入っていないよねと不安げに工場を眺める。
August 20, 2010
マシーンと工場
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