●なんと、NHK-BSがセリエAのチェゼーナの試合(だけ)を放映してくれるとは。開幕戦のローマvsチェゼーナに続いて、チェゼーナvsミランの試合まで! ていうか次節も放映あるみたいだし、これひょっとして毎節あるの? チェゼーナの試合(だけ)が。なんとゴージャス(笑)。長友佑都、レギュラーだけど左サイドバックっすよ。日本人左サイドバックの活躍を見るために、セリエA昇格クラブの試合を毎試合全国放送。偉すぎる、NHK-BS。超局所的にセリエA事情に詳しくなる日本のお茶の間。
●いいっすよ、長友佑都は。ローマ戦とミラン戦、テレビで見たんだけど(時間なくて一部セルフハイライト。スマソ)、なにがいいってチームが予想外の快進撃を達成してるところ。開幕のアウェイのローマ戦をドローで乗り切っただけでもチェゼーナとしては快挙だが、続くホーム初戦でミランに2-0で完勝の大金星。チェゼーナはニッポン代表みたいなディフェンスしてるし。前線の選手も忠実に守備に戻る。局面ではなるべく数的有利を作る。キーパーのアントニオーリってローマでナカタの同僚だったあのアントニオーリではないか。ローマ戦では神プレイ連発、驚きの41歳。ナカタは今旅人になりました、そう伝えてあげたい。
●長友は前線の左サイドの選手とのコンビがスゴくいい。ボールも回ってくるし、すでに信頼を獲得している印象。ただ、個別の場面ではそれなりにやられてもいる。初戦は攻守にわたってよかったが、一度大きなミスでピンチを招いてヒヤリとしたし、ミラン戦はパトとの一対一で振り切られる場面も目立った。ミラン戦の序盤、長友が一人オフサイドトラップを仕掛けて成功したような形の場面があったが、スローでみるとオンサイドに見えた。あれはミランのゴールが認められても文句はいえない。それから終盤にインザーギの罠に引っかかり、PKを与えてしまった。これは長友としてはどうしようもないかもしれないが、PKを外してくれたのは幸運。結果的にどのプレイも失点までには至らなかったのは救い。走力に関しては猛烈に目立っていて、あんなに長い距離をあのスピードで駆け上がる選手はそうそういない。
●全世界どこのサッカーでも左サイドバックはもっとも手薄になりがちなポジションなので、うまくするとあっという間により強いクラブに移籍してしまうかもしれない。でも一方で、運悪く自分のサイドを立て続けに破られて失点が積み重なるとポジションを失うかもしれない。なにが起きても不思議じゃない。
September 14, 2010
長友佑都@チェゼーナvsミラン
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