●おお。ザッケローニ監督の新生ニッポン代表メンバーが発表されたんすね。ある意味、試合よりもはるかに興味がわく、新監督就任後の最初のメンバー選考。いやー、これはドキドキ!
●で、こうなった。実に興味深い。
GK:川島永嗣(リールス)、西川周作(広島)、権田修一(FC東京)
DF:田中マルクス闘莉王(名古屋)、駒野友一(磐田)、栗原勇蔵(マリノス)、伊野波雅彦(鹿島)、長友佑都(チェゼーナ)、槙野智章(広島)、内田篤人(シャルケ04)
MF:遠藤保仁(G大阪)、中村憲剛(川崎)、阿部勇樹(レスター)、今野泰幸(東京)、長谷部誠(ヴォルフスブルク)、本田拓也(清水)、細貝萌(浦和)
FW:松井大輔(トム・トムスク)、前田遼一(磐田)、関口訓充(仙台)、岡崎慎司(清水)、本田圭佑(CSKAモスクワ)、森本貴幸(カターニア)、金崎夢生(名古屋)、香川真司(ドルトムント)
DF:田中マルクス闘莉王(名古屋)、駒野友一(磐田)、栗原勇蔵(マリノス)、伊野波雅彦(鹿島)、長友佑都(チェゼーナ)、槙野智章(広島)、内田篤人(シャルケ04)
MF:遠藤保仁(G大阪)、中村憲剛(川崎)、阿部勇樹(レスター)、今野泰幸(東京)、長谷部誠(ヴォルフスブルク)、本田拓也(清水)、細貝萌(浦和)
FW:松井大輔(トム・トムスク)、前田遼一(磐田)、関口訓充(仙台)、岡崎慎司(清水)、本田圭佑(CSKAモスクワ)、森本貴幸(カターニア)、金崎夢生(名古屋)、香川真司(ドルトムント)
●初召集が本田拓也(清水)と関口訓充(仙台)。「えっ、関口って?」とうろたえたり(笑)。ドリブラーだとか。これは楽しみ。
●ポイントその1。新しい才能。これは誰が監督だってそうするわけだが、フレッシュなメンバーを呼んでいる。一瞬にしてドイツでスターとなった香川はもちろん、槙野とか栗原、伊野波、細貝、金崎、あたりは始まる前から次世代代表の要の選手になるんだろうなっていう雰囲気がある。あ、森本も。
●ポイントその2。4バック3トップ。両サイドバックの選手が選ばれているので、ディフェンスは4バック確定。で、FWがたくさんいるように見えるのは、これまで攻撃的MFとされてきた選手をフォワードに数えているだけの話で、要するに4-3-3あるいは4-2-1-3のような布陣を敷くという意味なんだろう。3トップというのは中央に1人のストライカー(森本か前田のどちらか)がいて、左右にウィンガー調だったり攻撃的MF調だったりストライカー調だったりする攻撃的な選手が入るというイメージ。この左右のFWは、レアル・マドリッドならクリスチャーノ・ロナウドやイグアイン、バルセロナならイニエスタだったりメッシだったりペドロだったりが入るし、かつてはレアル・マドリッド時代のジダンだってこのポジションだったわけだ。その意味では松井や香川がFWに数えられるのは自然。これはMFの選手が全員ボランチ調のセントラルMFだということと整合性が取れている。
●ポイントその3。海外組を呼ぶ。もう容赦なく呼んだ。しかし日本の選手の移籍先もバラエティに富むようになったというか、欧州市場の一部にすっかり取り込まれたというか。ベルギー、ロシア、ドイツ、イタリア、イングランド2部。実力相応で。
●前に「中澤を呼ぶのかどうかがカギ」とか書いたけど、ケガをしてしまったのでナチュラルに世代交代が促進された。一方GK、DF、MF、FWすべてにおいてワールドカップメンバーの核となる選手が残ったとも見なせる。
●ていうかホントはまだ原ジャパンでした、みたいな気がしなくもない(笑)。