●ウィーン・フィル来日公演2010、噂通りサロネンがキャンセルとなってしまった。今回の日本ツアーは、サロネンに代わってウェルザー=メストとプレートル、それからもともと来日が決まっていたアンドリス・ネルソンスの3人の指揮者で行なわれることになった。もともとは小澤征爾指揮が予定されていたので、代役の代役ということになるわけだ。
●整理しておこう。東京公演についてはサントリーホールの発表にあるように、ブルックナー6番の日がウェルザー=メストによるブルックナー9番へ。マーラーの9番の日が、プレートルによるシューベルト第2番&ベートーヴェン「英雄」というまったく別の演目へ。払い戻しあり。ミューザ川崎公演はネルソンスの「新世界より」他のプロに変更。払い戻しあり。兵庫県立芸術文化センター公演はプレートルのプロに(購入者個別連絡)。宮崎公演はプレートル、払い戻しあり。もともとネルソンスの川口公演は影響を受けず。ウィーン・フィル公式サイトにあるツアー予定には昨日から情報が掲載されていた。
●うーむ、サロネン指揮ウィーン・フィルを聴けなくて残念だ……。そんな嘆き声もたくさん聞こえる一方、プレートルを聴くチャンスが巡ってきたことを喜ぶ声も。ブル6がブル9に、マラ9が「英雄」または「新世界」に変わったと考えると、より名曲プロになったともいえる。
●サロネンの「自身のコントロールの及ばない事情のため」っていうのは、よくある「健康上の理由」とは異なる表現だけど、なんなんでしょうね。来日前のウィーンでの公演もキャンセルとなっている。
October 13, 2010
ウィーン・フィル来日公演、サロネンがキャンセル、ウェルザー=メストとプレートルが指揮
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