●いよいよ番外のアンコールオペラ編もこれで完結。「のだめカンタービレ」第25巻。番外編に入ってからののびのびとした空気は前巻と変わらず、しかもラブコメにふさわしいエンディングも用意されていてすっかり充足。しかも番外編の番外編として「ターニャカンタービレ」が付いてくる(笑)。ターニャと黒木君がどうなるか気になってしょうがない派は必読。
●こういう物語のエンディングって、主要脇役キャラの行方が楽しみなんすよね。登場人物たちのゴール(でありスタートでもある)を描くにあたって、みんなで「魔笛」を上演するという筋を重ねたのも秀逸。これ読んで多くの読者がオペラにポジティブな印象を持ってくれたかと思うと、感謝の気持ちがふつふつとわいてくる。
●クラヲタ的なツボはいくつもあるかと思うが、ワタシゃいちばんインパクトを受けたのは挟み込んであったカラーチラシ。なんのチラシかっていうとラン・ランなんすよ。表には目を閉じて陶然と鍵盤に向かうラン・ランの姿が映ってて、裏面には彼のアルバム「ラン・ラン ライブ イン ウィーン」と「のだめ」関連CDの宣伝が入っている。なんていうか、若者たちにとってのスターなんすよね、ラン・ランは。自分の名前が入ったadidas履いてピアノ弾くし(笑)。頼もしい限り。あまり早くオッサンにならないでほしい、最近なにかで見た映像はかなり丸くなってたけど。
December 28, 2010
「のだめカンタービレ」第25巻(完) アンコールオペラ編
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