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January 6, 2011

いよいよアジア・カップ2011カタール開幕

アジア・カップ2011●明日7日より4年に一度、アジア王者を決めるためのアジア・カップ2011が始まる。ニッポン代表は9日にヨルダン戦、13日にシリア戦、17日にサウジアラビア戦。実力でチャンピオンになりうるという点で、ニッポン代表にとってはある意味ワールドカップより価値のある重要な大会だ……と認識しているんだが、なんとなくいつもより盛り上がり度が低いような気がする。
●今回はカタール開催ということで、夏場ではなく1月に開催されることになった。「中東で夏場開催は不可能だからしょうがないよなー」と思うが、つい先日「ワールドカップ2022カタール」の開催が決まったではないか! 当初、カタールでのワールドカップなど、暑くて非現実的だと思っていたが、××の力で現実になった。スタジアムにガンガンと冷房を効かせるとか言ってるんだが、そんなこと可能かあ? たぶん2022年のワールドカップは冬に開催されることになると思うぞ。いや、この話をしだすとあれこれ蒸し返すことになるので止めておくが(カタールって聞いただけでムッとなる偏狭なワタシ)、ともかく今回は欧州のシーズン中に開催されることになってしまった。
●なにしろ親善試合と違い、大陸別王者を決める公式戦なので、ニッポンも香川や長谷部、長友ら欧州勢もフル参戦するのだが、気分的には落ち着かない。自分の所属クラブを放っておいて代表に合流しているんだから。しかしだからといって欧州勢が不参加というのじゃ困る。アフリカ選手権と同じ悩みを共有することになったわけだ、アジアも。あと、国内勢は完全にシーズンオフど真ん中の時期。「この前、天皇杯終わったよ」という今のタイミングで突然アジアカップというのは、お正月が終わったところでクリスマスをやろう的な唐突感大。
●実は96年UAE大会も冬開催だった。このとき加茂ジャパンは決勝トーナメント初戦でいきなりクウェートに0-2で敗れてベスト8止まり。印象だけど、ニッポン代表は夏の大会では他国に対し相対的に有利で、冬は不利な戦いをしている。ワールドカップではいつもコンディション面で欧州クラブ所属選手(=有力選手のほとんど)に比べ追い風を受けているし(全敗したフランス大会ですらワタシはそう感じた)、Jリーグのシーズンオフに戦うアウェイの大会や試合では苦戦する。今後、代表の大半の選手が欧州でプレイするようになれば、そういった傾向はなくなり、そしてアフリカや南米のように欧州開催の親善試合が増えていくんだろうか。
●で、今回のニッポン代表は、Jリーグ勢のコンディション、駒不足気味のセンターバックを案じつつも、ザッケローニ新監督の公式戦デビュー、世代交代の進んだ新生代表に期待。あとサウジアラビアやオーストラリアの戦いぶりも気になる(オーストラリアの戦い方というよりは、各国のオーストラリア高さ対策。いいかげんどうにかしたい)。それから現王者イラク。イラクの強さに継続性があるのかどうか、サウジアラビアやイランに代わって中東最強国となるのかどうかを示す大会になるはず。
●次回2015年大会はオーストラリア開催と発表。うむ。

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